カテゴリ: 鉄道王国富山


ゴールデンウィーク後半を迎えた富山駅。

5月3日、富山県内は強風に見舞われ、在来線を中心に運休が相次いでいました。

こんな日、風に弱い湖西線経由のサンダーバードが運休なのは分かりますが、

まさかのあいの風も、夕方から一部運休。

富山駅入口も強風で一部封鎖。

しかし、北陸新幹線だけは絶好調で、お昼の連続停車のかがやきからは多くの観光客の方が。

フロアシャンデリアに特設されたチューリップ花壇ごしに、人が溢れる北陸新幹線改札口を見渡します。

出迎えの方も多数、まさに「人でわやく」。

白えびせんべいも飛ぶよに売れている様子。

以前のエントリーで紹介した富山ケンミンソウルフード「とろろ昆布のおにぎり」も、とっくに売り切れ。

とやマルシェも、入口閉鎖中ですが、

値上げもなんのその、白えび亭は安定の行列。

回転寿しも、余裕の行列。

まさに、新幹線時代2年目を迎えるゴールデンウィークに相応しい盛り上がりとなりましたが、

サンダーバードの運休が思わぬ混乱を。

13:00過ぎから、みどりの窓口に払い戻しや区間変更のための長蛇の列が。

名古屋、大阪方面は13:17発のはくたか乗り継ぎのしらさぎ、サンダーバードが本日の「最終」に。しかし、その案内アナウンスを流したのが13:00すぎというトホホな対応。

駅スタッフは、東京経由の名古屋、大阪行きを案内。

案内所の受付スタッフがJRスタッフと急ぎの打ち合わせ。

まさに、サンダーバードとしらさぎに泣かされている、5月3日の北陸新幹線富山駅。

強風の影響は、サンダーバードにとどまりませんでした。

18:00より、強風により、今度はあいの風が運転見合わせ。

とやどこ管理人もまさかの足止め。東京へは行けるのに、高岡や滑川には行けないこのジレンマ。

本日はサンダーバードどころか、氷見線や城端線も16:30には終発済。ちなみに、砺波チューリップフェアは13:30に閉園。

地元テレビ局も、北陸新幹線ネタから、急遽、あいの風の運転取りやめネタに。

そんな中、北陸新幹線と並んで安定の定時運転を行っていたのがこちら、市電。この日は、環状線にサントラムが投入されるというレアな運用に。

まさに、大阪や名古屋から切り離されてしまったこの日の富山、早期の北陸新幹線の敦賀開業と湖西線の改良を望むばかり。





富山駅から北陸新幹線「つるぎ」で新高岡を目指します。

平日の14時台ということもありますが、なかなか厳しい乗車率でした。

神通川にかかるトラスを眺めながら、流れてきた列車案内のチャイムはJR東日本バージョン。つるぎってE7系で運用されるケースもあるって初めて知りました。揺れもない快適なE7系の旅を楽しもうと寛いでいると、

乗車して5分もすると、すぐに新高岡駅の接近アナウンスが。そりゃー、運賃320円区間なんて新幹線ならあっという間ですが、これも実際に聞くと乗るとでは大違い。とにかく、慌ただしく感じてまうんです。

黒部宇奈月温泉駅から富山駅まで移動の時は乗車10分後に接近のアナウンス。たかだか5分の差ですが、こちらは丁度いいと感じてしまうんです。人間の時間の感覚って不思議です。

車窓左手には、ロードサイドの象徴「イオンモール」が。

やはり、新高岡駅の悲劇は県都の富山駅とあまりにも駅間距離が近すぎたことにあったのでしょう。追加設置された新幹線駅ではなく、当初より新規設置された新幹線駅間の距離で新高岡ー富山は最短なのではないでしょうか。

(例外的存在として、九州新幹線の新鳥栖ー久留米間がありますが、新鳥栖は長崎新幹線の分岐駅として設置された経緯があります。)

この状態なら、高岡市北部の住民の方はもとより、本家「高岡駅」より「新高岡駅」の方が近い高岡市南部の住民や砺波市の方も、北陸新幹線ではなくあいの風を利用して富山駅に向かわれるでしょう。

(例えば、高岡市南部の代表地域にある、戸出駅から富山駅まではあいの風経由で50分–520円、北陸新幹線経由で35分–1270円。)

さらに、東京から本家「高岡駅」を目指す場合は、「はくたか」に乗って新高岡経由で向かうよりも、「かがやき」に乗ってあいの風経由で向かった方が値段も安いし所要時間も短いという現状があります。

それでも、なぜ黒部宇奈月温泉駅よりも多い利用者数を確保しているのか、その答えはつるぎの降車時にありました。

「つるぎ」を降りたホームで待ち構えていたのは、降車客の数倍に上る乗車客の列。みなさん金沢駅でサンダーバードやはくたかに乗り継がれるのでしょう。

つまり、新高岡駅は関西方面への起点駅として「かなりの賑わい」を保っていることになります。

しかし、これでは当初新高岡駅に期待された「東京からの観光客で賑わう」という思惑は達成されているのかと心配になります。

乗ってきた「つるぎ」の5分後に富山駅を発車した東京からの「はくたか」の利用状況を見てみると、

平日の14時台でこれだけの利用者は及第点ですが、多くが東京から高岡に戻って来られた方に見えました。

「はくたか」から下車されたお客様に続いて、とやどこ管理人も2年目の「新高岡駅」を散策です。

フォトプロジェクトのボードは改札横に鎮座。

反対側には、今月から有料となった駅前駐車場の北陸新幹線利用者用の割引認証機が。

二年目を迎えた「新高岡駅」の全景。

駅前には、「北陸新幹線」ではなく「新高岡駅」の1周年を記念したイルミネーションが。

騒動を起こした駅前駐車場も、無料化廃止後は余裕が出てきています。

この日は開業1周年ということで県内のテレビ局も駅前から生中継、写真はフジ系のBBTの中継車。

心配だらけの新高岡駅ですが、いいニュースも。まずは、こちら、来春オープンに向けて駅前にホテルの建設が始まりました。

駅ナカには、昨年12月にセブンイレブンがオープン。たかがコンビニですが、駅周辺にお店がない新高岡駅のような場所では本当に重宝します。

事実、この日も関西方面へと戻られる年配の観光客の団体の方々が先を争うようにコーヒーを買っていらっしゃいました。もちろん、新聞、雑誌も売っています。この新高岡駅のセブンイレブン開業により、JR西日本管内の北陸新幹線の駅の中で富山駅が一番改札口からセブンイレブンまで遠い駅になってしまいました。

このセブンイレブンのすごいところは、お土産物がかなり充実。能作の商品が買えちゃいます。

もちろん、高岡生まれの彼だって。

新高岡駅の隠れた魅力がここ、待合室に併設された電源付きwifiスポット。出張客と思しき方々がひっきりなしに、メールチェック、報告書作成のために訪れています。ここらへんのセンスはさすが商都高岡です。富山駅や、黒部宇奈月温泉駅にもぜひとも設置して頂きたい設備です。

と、多くのビジネスマンの方は見かけた新高岡駅でしたが、おそらくは東京から移動してきたと思しき「外国人」観光客の姿を全く見かけなかったのは気になります。同じ平日でも、富山駅や黒部宇奈月温泉駅では見かけたのにです。

さらに、新高岡で気になったのは、こちら二次交通の要となる城端線。


本数が少ないのも勿論ですが、

ホームで高岡駅行きの列車を待っていると、

やってきたのは、外観がかなりトホホなキハ。特に、EW7系との格差が激しすぎます。


はこだてライナーみたいな最新鋭の車両を用意しろとは言いませんが、富山駅シタを走るセントラムは言うに及ばず、黒部宇奈月温泉駅シタを走る地鉄の大根と比較してもその差は歴然。

3月26日からは、高岡と函館は所要時間においてもいわば商売敵。中心部へのアクセスからして大きな差をつけられています。

城端線のLRT化も含めて、新高岡駅の二次交通の改善を10年先を見越して進めるべきです。

トホホなキハの悲劇はまだまだ続きます。いざ、列車に乗ろうとしても、ドア開きません。どうやら、2両編成でもワンマン運転のため一番前のドアしか開かないということです。
新高岡から乗車時間3分ですが、微妙なストレスを感じました。




高岡駅からは、こちら「いしかわ鉄道」からの乗り入れ車両のあいの風で富山駅まで戻りましたが、今日乗車した二次交通の「地鉄」、「城端線」と比較してもかなり快適で「速い」ということを実感しました。

正直、これを言うべきかどうか迷いますが、あいの風とやま鉄道は、

富山駅から高岡駅までの二次交通の要

として機能していると思いました。乗り換え時間を考慮すると、石動駅利用の方も富山駅まであいの風を利用して新幹線に乗り継いでいらっしゃるかもしれません。

皮肉なことに、あいの風とやま鉄道の二次交通としての秀悦さが、新高岡駅苦戦の一因になっているような気がします。

この日の新高岡駅の状況を裏付けるように、19日付の地元紙にも新高岡駅の苦悩ぶりが掲載されれいました。

(北日本新聞 3.19付 一面記事より)

2年目の北陸新幹線が走る富山県内を周遊して感じたことは、かがやきの後ろにある陰の部分です。

魚津市しかり、新高岡駅しかり、さらには先述の富山空港しかり。

元日経トレンディ編集長の北村 森氏曰く、「一年経って分かったことは、新幹線ってモンスターだってことだ。」とおっしゃっていましたが、モンスターゆえに踏み潰された者もいるということです。

3.14から2年目を走り始めた富山県、ぜひこのモンスターを全ての面で活かして欲しいものです。



黒部宇奈月温泉駅から「はくたか」に乗って富山駅を目指します。

平日のお昼過ぎということもあり、自由席も余裕があります。しかし、開業当初は北陸新幹線の自由席は1両あたり乗客3人とかのケースも多々あったので、この乗客数から判断すると乗車率はかなり安定してきていると考えられます。

ミラージュランドの観覧車を遠目に眺めながら感じたことは、北陸新幹線、見るのと実際に乗るのとでは大違い。とにかく快適で、短区間の利用でもワクワクしてしまいます。

これなら、富山市まで「新幹線料金」860円をついつい払って移動してしまいます。特に、黒部市郊外在住の方にとって、富山駅に向かうのが本当に便す利になったのではないでしょうか。

実際に、新黒部駅の一つ手前の舌山駅から電鉄富山駅までは地鉄で運賃1180円、時間も1時間以上かかります。これが 北陸新幹線を使うと、黒部宇奈月温泉駅から運賃込みで1440円で僅か12分で到着してしまいます。揺れもなくて快適です。

黒部宇奈月温泉駅は観光拠点としてだけではなく、地域輸送としての任も担っています。

テーブル上に、黒部宇奈月温泉駅で購入した地元紙2紙を広げます。さすが両紙とも1面の大部分を北陸新幹線関連の記事に割いています。

黒部宇奈月温泉駅を発車して10分後、「北陸ロマン」の案内チャイムとともに富山駅の接近表記が。1年前、この表記を見た時は感動しましたが、今や日常の風景です。

富山駅では、それなりに多くの方が下車。平日昼間にこれだけの利用者数がある富山駅も、1年を経て真の「新幹線停車駅」としての立場を確立しました。

中にはこんな方々も。北陸新幹線開業以前ではほぼ見かけなかった外国からの個人観光客。

2年目を迎えた「富山駅」に、皆さんが降り立ちます。

2年目の「北陸新幹線」富山駅構内。向こうには、駅シタ乗り入れ2年目の市電もいます。

みどりの窓口にも、開業記念のデコレーションが。

改札内のエスカレーター横には、EW7のミニチュアが舞っています。

フォトプロジェクトのボードは堂々の2枚体制。

今度は、14:14発のつるぎに乗って新高岡駅に向かいます。新幹線料金は同じですが、運賃は320円。北陸線があったころの富山ー高岡間の運賃と同一ですが、新幹線の運賃で320円っていう金額はどこか違和感が。乗車後に、この運賃が新高岡駅の悲劇を象徴していることを実感するのですが。

そんな感じで電光掲示板を見ていると後ろから、「この時間帯は選べないんだよ、はくたかしかないの!」となだめるように奥様に話しかける男性の声が。確かに、電光掲示板には黄色のかがやきの表示は見当たりません。

ホームある時刻表を見たら一目瞭然、10:31にかがやきが出発した後は、ものの見事に6時間以上かがやきはやって来ません。毎時とは言わないので、せめてこの時間も2時間に1本はかがやきを走らせて欲しいと思う今日この頃。

と、悪いことばかりでなく、「東京駅限定販売」だったとやま弁当が先週からやっと富山駅でも買えるように。どうせなら、この売店で新聞も買えるようにして欲しいと思う今日この頃。と、言いながら、このとやま弁当、発売初日の12日にはお昼前に用意した70個が完売っていう人気ぶり。

そうこうしているうちに、お馴染みの鉄道唱歌のチャイムの後に、東京行きのはくたがホーム滑り込んで来ました。

かなりの方が乗車されます。本当は皆さん「かがやき」に乗りたいのかもしれませんが。

はくたかを見届けて、とやどこ管理人はこちらの「つるぎ」に乗り込みます。

二年目の「北陸新幹線」富山駅を訪れて感じたことは、新幹線が富山の日常の中の一コマに溶け込んでいたということです。

一年前の3.14、富山ケンミンの誰もが固唾を飲みんこんで、初めて富山に来る「新幹線」を眺めていました。まさに、特別な存在のEW7系。

しかし、一度、北陸新幹線に乗った方はその快適性と2時間10分という速達性に惹かれ、リピーターとなっていきました。

とやどこ管理人も、ほぼ毎月「自腹」で北陸新幹線を利用していますが、日に日にはくたかの自由席の空席が少なくなっていくのを目にしました。

12両の長大な編成に少しでも空席が目立つと、世間は「ブームはゴールデンウィークまで。」と揶揄しましたが、最終的にはJR西日本ですら想定外だった前年比3倍の乗車率を記録。

ついには、北陸新幹線の乗車率よりも、富山市内の宿泊施設の不足が問題となっています。
 
そんなことを考えながら、「つるぎ」なのにE7系の車内チャイムが流れる自由席に座っていると、発車5分後には早くも駅接近の案内アナウンス。

新高岡駅の多難を感じられずにはいられませんでした。



2016年3月14日、富山県は二年目の北陸新幹線の年を迎えました。

とやどこでは、あの熱狂の3.14から1年を経た富山県内を北陸新幹線を使って周遊し、2年目の課題を一利用者として検証してみました。

お昼過ぎのあいの風とやま鉄道魚津駅前にやってきました。この日の魚津駅は小雨模様。北陸新幹線開業によって、この駅の平日の利用客は2割減、休日の利用客に至っては4割減少。多くの観光客が減少しているのが分かります。まずは、ここから黒部宇奈月温泉駅までの二次交通も検証してみたいと思います。

駅前の観光案内所も手持ち無沙汰な様子。手前は、黒部宇奈月温泉駅までのあいのりタクシーですが、予約式でなおかつ1000円なら県外客のみなず地元の方にも利用へのハードルは高そう。

黒部宇奈月温泉駅シタにある新黒部駅には、この地下道を通り新魚津駅から地鉄に乗る必要があります。

しかし、地鉄が北陸新幹線への二次交通である表記はあいの風魚津駅には皆無です。それどころか、→の案内だけではまるで隣接しているかのようです。実際には地下道をくぐらなければいけないのに。

そして、これがその地下道。本当に新魚津駅に辿り着くのか不安。せめて、地面にガイドペイントが欲しいですね。

この階段を上ると新魚津駅。かつては、旧JRと改札を共有してJRと同じ高架橋でホームまで辿り着けましたが、15年ほど前からこのような形に。富山駅北口と同じくらいに不便です。

ホームと同じ幅の駅事務室と改札。

新黒部までは520円。乗車距離を考えると割高感を感じますが、地方私鉄の利用状況を考えるとこれも仕方がないのでしょう。


一応、往復割引券もあるみたいですが、これもっとアピールしたほうがいいですよ。500円台と400円では心理的な負担感は大違い。

ポートラムのパスカが使えるのでカードでin。

あいの風魚津駅を向こうに眺めます。手前の線路群はかつての貨物ヤード跡。新川地区の旅客だけでなく物流の中心だった魚津駅、これも時代の流れです。

宇奈月方面と富山方面の電車それぞれが、地鉄オリジナルの大根でした。

左側の大根に乗り込むと車内は、2両編成にとやどこ管理人も含めて3人。平日の昼間ですが、これは厳しいですね。割高な運賃も納得。


黒部駅を向こうに見ながら、あいの風とやま鉄道線を全力疾走しながらオーバークロス。しかし、線路の保守が悪いのかとにかく車両が揺れまくりです。


7分後、途中、唯一の停車駅である電鉄黒部駅に到着。


この工場感溢れる屋根が逆にcoolです。


電鉄黒部駅から5分ほど乗車して、最初の目的地新黒部駅に到着。と、ここで下車時にトラブルが。


乗ってきた電車をよく見ると、「特急」の文字が。ワンマンカーの運転士曰く「特急券が必要です!」
「???」 まあ、特急料金とて110円なので慌てるほどの金額ではないのですが、さきほどのICカードで精算しようとしたら「現金のみ。」とのこと。

富山ケンミンであるとやどこ管理人ですら普段「地鉄」を利用しないため、初めて知った「アルペン特急」以外の特急料金。大都市圏の私鉄では京王線のように「特急」といえども特別料金が不要なものも多いため、戸惑いを感じる観光客の方も多いのでは。さらに、乗車時間12分でトータル630円の運賃。

参考までに、同じ新魚津から電鉄富山駅まので地鉄の運賃は乗車時間1時間ほどで690円。特急料金のことを考慮しなくても、同じ「地鉄」なのに新魚津以西と以東で大きく料金体系が異なっているのが分かります。

魚津が1年前の賑わいを取り戻すためには、まず北陸新幹線の二次交通の料金の見直しを図るべきだと思いました。

そしてあの「往復割引運賃」、新幹線駅の最寄り駅である新黒部駅でもアピールした方がいいですよ。


こちらが、二年目を迎えた黒部宇奈月温泉駅。駅周辺もいくつか変化がありました。

新しく出来た地元の人気のパン屋さんが出店したバウム屋さん。

http://tabelog.com/toyama/A1602/A160201/16007365/

お蕎麦屋さんも出来ていました。

http://tabelog.com/toyama/A1602/A160201/16007361/



駅ヨコの観光案内所併設の売店には、1周年記念のボードも。



お土産のラインナップもさらに充実。まずこちらは、魚津地区でお馴染みのバイ飯。

多くの種類のますずしが手に入る黒部宇奈月温泉駅において、ついに登場した「植万」のます押しずし。
http://www.ueman.co.jp/

made of 黒部の銘水のますの押しずしが、手軽な値段で楽しめます。


さらに、今や隠れた富山発のベストセラー「ケロリン桶」。ケロロ軍曹バージョンもあります。


駅ヨコのオープンテラスも嬉しい心遣いです。


もちろん、観光案内所内にもテーブルがあります。


二年目の黒部宇奈月温泉駅のテーマは、こちら「ウルトラ旅行記in黒部」。
初代隊員が黒部出身だったからということ。


先週土曜日には、「この方」も駅に登場。 (3月13日付 富山新聞より)


駅構内には北陸新幹線の開業1年を記念したフォトプロジェクトのボードが。


駅構内のセブンイレブンにも開業1周年記念のボードと記念グッズが。サンダーバードをデザインした「めん鉄」もありますが、黒部ではもう走ってませんよ!?


富山土産のベストセラー「幸のこわけ」もセットで販売されています。


セブンイレブンの富山限定弁当「富山味わい弁当」も手に入ります。左上はこれまた富山限定の昆布おにぎり。
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これから、13:23発の「はくたか」に乗って2年目の「北陸新幹線」富山駅に向かいます。


平日の昼間ということもあって、指定席ゾーンに並ぶ方はまばらな印象。


定刻通り「はくたか」が登場。自由席への乗車も数人程度。


逆に自由席からの降車のお客様はそれなりにいらっしゃいました。。とやどこ管理人も580円の「運賃」と、860円の「新幹線料金」を払って自由席に乗り込みます。

2年目の黒部宇奈月温泉駅を利用して印象に残ったのは、黒部峡谷のオフシーズンであるにもかかわらず駅構内にいた観光客のみなさんです。多くは、宇奈月温泉への観光客の方だと思われますが、雪のカーニバルを始めとした冬のシーズンのイベントにも力を入れておられる宇奈月温泉の方々の創意工夫の結晶だと思われます。

逆に、山側(宇奈月温泉)への観光客の誘致は成功しているのに、海側(魚津市)への人の流れは少ないように感じました。

駅構内に降り立っても、「魚津」を連想させるものは皆無、東京から初めて黒部宇奈月温泉駅に降り立った観光客は駅名にある「黒部」と「宇奈月温泉」という地名は認知しても「魚津」という地名は認知しないまま、次の観光地へ移動してしまうことになります。

新幹線の駅としてますます充実してきた黒部宇奈月温泉駅の改札をYKK関連のビジネスマンと思しき方が足早に駆け抜け、その近くのベンチでは外国人観光客グループが談笑している。

ついつい、ほんの20分ほど前にいた草茂る中にある新魚津駅のホームの光景と比較してしまいます。

3.14からの1年間が黒部と宇奈月温泉とYKKにとって飛躍の年ならば、魚津にとっては試練の年だったことは容易に想像がつきます。

そんな事を考えながら、乗り込んだW7系は高音のモーター音を鳴らして富山駅へと向かいます。

(つづく)

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北陸新幹線の開業1周年で盛り上がる我が富山県ですが、開業1周年は新幹線だけではありません。あいの風とやま鉄道だって1周年です。

向こうが前年比3倍実績なら、こっちだって前年比1割増で初年度の赤字を回避、まさに並行在来線の中で奇跡のようなあいの風とやま鉄道。

富山駅改札内にはこのような開業を祝ったモニュメントも設置。

さらに、車内には学校を卒業する学生に向けて暖かいメッセージも。ここらへん、旅行代理店出身の市井社長のセンスが光っています。

そして、今回、あいの風が1周年を記念して放つ強力な布陣がこちら、
開業1周年記念フリーきっぷ、お値段破格の1300円!


前回の開業記念のフリーきっぷが1500円だったので、大盤振る舞いです。
もちろん、曜日の限定なしです。

そして、こちらがその実物。
立山連峰をバックにした台紙の表紙もcoolです!

中身はお約束の硬券。

そして、もうひとつ覚えておきたいのがこちらの記念品。

中身は何と白エビせんべい!
これ、県外の人にとっても嬉しいですね!

そして、このフリー切符を手にしたら是非挑戦したいのがこちらのスタンプラリー。
いしかわ鉄道と共同企画で、各駅のスタンプ5個以上でバッジをもれなくもらえるそうです。

このかなりcoolなフリー切符、限定2000枚なので、売り切れ必至、春休みの18きっぷの旅のおともに是非!

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