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元日経トレンディ編集長、北村森氏、一線を退かれた後もその観察眼は秀悦で現在も自らが「これだ!」と思われたガジェットをサンデー毎日に連載。

その観察眼は出身地である富山にも向けられ、レギュラーを持っていらした地元テレビ局の生放送では、その郷土愛ゆえ、鋭い観察眼でいいものは賞賛しまくりましたが、ユーザーのニーズを満たしていないトホホなものに対しては、容赦ない辛い一言。

事実、北陸新幹線開業後も整備が遅々として進まない富山駅前の光景に「えー、未だに(工事用)金網かよー。」とか、地元の文化イベントの告知に来た某大物俳優に「これ、芸能人の道楽じゃありませんか?」と、これすべて生放送のオンエアーに乗っかっちやってるのがすごい。

過激な発言のイメージが強い北村森氏ですが、郷土愛は人一倍強く、毎週(追加分の料金を)自腹で乗ってくる北陸新幹線のグランクラスのケータリングに富山の物がないと嘆いてみたり、さらには富山のご当地の各名店の店主からデリカの提供を受けてお店までプロヂュース、

そんな、北村森氏ですが、本日30日、いつものように出演予定であった地元局のお昼の番組に急遽出演せず。地元局の女子アナは「一身上の都合により」降板しました、と伝えただけ。

もしや、昨今の流れのごとく、来週発売のセンテンススプリング誌に何か掲載されてしまったのか!と思いましたが、いくら元日経トレンディ編集長でも、それはなさそうですし。

唯一、気になったのは、前回放送の同じ番組で、冒頭、とやどこどこも紹介した撰鮮とやまを番組で紹介する際にかなり感情が高ぶっていたという部分ですが、まさか地元の漁協関連の圧力で降板といのも考えずらいですし。

いずれ、真相は闇のままですが、全国区レベルの「芸能人」は多々いる富山でも、全国区レベルのコメンテーターはなかなかいなかった富山で、北村森氏の存在は貴重だったという事実は確かなので、根塚町にご勤務の皆さん、そこらへん明らかにするのはいかかがでしょう?

(C)MICHELIN

ついに全貌が明らかになった、ミシュランガイド富山・石川版。

地元のテレビは夕方のトップニュースで扱ったのはもちろん、地元紙でも「清原元選手」、「山王祭り」を差し置き、「国会」とツートップで一面を飾りました。

しかし、意外だったのは、その選出店。とやどこでは、昨年、ミシュランガイドに掲載されるお店を4店予測しましたが、
ランクインは、一つ星でレヴォのみ

唯一の県内で海老亭別館が二つ星にランクインしたのは納得ですが、


その海老亭別館を差し置いて見事唯一の三つ星を獲得した山崎については、
http://yamazaki-toyama.co.jp
誰もがノーマーク。

そもそも海老亭別館は県内随一の繁華街である桜木町にまさに隣接していて(本当に真横に夜の街があります)県内で名前を知らない人はいない程の全県区のお店。「海老亭で夜の会合があった。」という話がちょっとした自慢話になるくらいのステータスがあるお店なんですよね。

それに対して、山崎がある富山市布瀬地区は中心街から少し離れていて、車じゃないと辿り着けない場所。ゆえに、その地域では有名店ではあると思いますが、それ以外の場所に住んでいる方は、初めてこのお店の名前を聞いたという方も多いのでは。

そんな場所にある名店を見つけ出してくるあたりは、さすがミシュランガイドの実力。
今回のミシュランガイドには、星がついたもの以外に、「星なし」と「ビブグルマン」を合わせた94の富山のお店が掲載。石川の196店舗には大差をつけられた格好になりましたが、そんな中半径500m以内の範囲から8店舗ものミシュラン掲載店を輩出した地区があります。

富山県魚津市釈迦堂がそれで、富山県の新川地区の夜の中心街です。

もともとこの魚津市は文字通り漁港の町、全国的に富山の漁港の街と言えば氷見が有名になりましたが、夜の街の盛り上がりぶりは魚津の方が一段上。それもそのはず、ここ魚津市釈迦堂はその日揚げたての富山湾の海の幸を求めて、地元日本カーバイトやYKK関連のビジネスマンが押しかけた夜の接待街としての歴史があるのです。(それが理由かどうかはわかりませんが、人口の割にいわゆる「女性がいる店」も多くあります。)

こちらは新幹線開業前年の年末の夜の魚津駅の様子。待合室に入りきれない人が改札前にあふれていました。

今や、新川地区の中心駅の座は黒部宇奈月温泉駅に譲った魚津駅ですが、新川の夜の繁華街の最寄駅としての立場は健在、そんな魚津駅前の魚津市釈迦堂からは以下の店がミシュランに掲載。

星一つ
大門            釈迦堂1-2-3    0765-32-5868

星なし
三三五五    釈迦堂1-14-17 0765-24-5262

悠               釈迦堂1-15-15 0765-24-5980

ねんじり亭 釈迦堂1-16-1  0765-24-6651

浜多屋        釈迦堂1-15-8  0765-23-5775

万両              釈迦堂1-15-2  0765-24-7796


八っ寸亭      釈迦堂1-15-15 0765-23-1788

そして、こちらは釈迦堂ではありませんが、地鉄の新魚津駅側にあるお店、

太助鮨         駅前新町1101 0765-24-7357

まさに、徒歩1分圏内にミシュラン掲載店が点在する町、魚津市釈迦堂。

実は、魚津は釈迦堂以外にも名店が多い町なんです。

あいの風で富山駅まで20分程度なので、20:30すぎにお店を出てもかがやきの最終に余裕で間に合います。トロッコ列車から戻った後、夕食を魚津のミシュラン店で楽しんで、そのまま帰宅なんていうワザも可能です。

マイカーの方は、黒部立山の観光拠点しても利用できます。


そんなミシュランタウン魚津市釈迦堂、二回目の富山旅行に是非!

追加談
ミシュラン掲載店のうち、浜多屋さんは、新幹線開業直後の東京の日本テレビの「途中下車の旅」で紹介されていました。

bjリーグのラストシーズンにチーム史上最高の成績を残した富山グラウジーズ。

そんな彼らの熱闘を、G7環境大臣会合の取材に追われる中、地元メディアはどう報じたのかを、とやどこでは振り返って見ました。

まずは、地元シェアno1の北日本新聞。一面での扱いは、「G7」、「伏木曳山」に次ぐ3番手扱い。

しかし、中身をめくると、

社会面では、「G7」と並ぶツートップ扱い。ケンミンの本音の反映しています。

しかし、県紙たる北日本新聞、それだけでは終わりません。スポーツ面では見開きで掲載。

左ページでは、琉球の実力を素直に讃えています。

右ページではbjリーグの至宝たる城宝を取り上げていました。G7、さらには伏木曳山はじめ、色んなイベントがあった15日の富山を報じる紙面で、これだけの扱いはまさに北日本新聞GJ!
(地元メディアではありませんが、スポンサーとしてユニフォームに名を載せている読売新聞の富山版が3行記事扱いだったのは残念。)

今度は、テレビ。各局とも、トップニュースはG7関連のものでしたが、扱う時間は富山グラウジーズ関連のものが多かったような気がします。

まずは、bjリーグライツホルダーの系列局である富山テレビでは、
試合開始前の有明のブースターの様子からスタート。こちらのブースターの「10年前には想像がつかなかった。」というコメントが印象的でした。

その後、試合のダイジェストをかなり詳細に放送。ライツホルダー(の系列局)として特権をフルに活用して、15日の熱戦を再現。

富山の民放の雄、北日本放送ではグラウジーズの事務所から、選手全員が出演。
アナウンサーの「今シーズンが最高のシーズンだった方、挙手を!」の質問に城宝 選手が手を挙げていなかったのが印象的でした。

番組では「指示が聞こえないほどの声援」を送った赤い軍団にもインタビュー。

インタビューを受けた方全てが、「有明に連れてきて貰えた事に感謝しています。」と答えていたことが印象に残りました。

このインタビュー、最後は城宝選手の奥様も登場されて「ありがとう、そして愛しています。」と。

V明けの城宝選手の瞳には熱いものがこみ上げて来ていた様子でした。

尚、NHKの夜8:45からのローカルニュースでは、大半がG7関連のニュースで、グラウジーズ関連のニュースは無し。これも、大人の事情でしょうがないですね。

しかしながら、G7のニュースを扱わなければいけないという制約がある中で、各社ともに最大限に富山グラウジーズの熱戦を扱っていたように感じました。それだけ、富山ケンミンの関心が高かったということかもしれません。

何かとG7に泣かされた先週末のグラウジーズ、決勝のパブリックビューイングは来年にお預けですね。



先月発売されたとある月刊誌に、衝撃的なタイトルの記事が掲載されました。その名も、「羽田便が消える日」。

雑誌名は「月刊アクタス」、誌名を聞いて「???」と思われた方が富山ケンミンも含めて多いと思われますが、実はこちら、お隣石川県の北國新聞社が発行する月刊誌。
対象が石川県内の読者なので、特に富山空港のパートについては、地元マスコミが斬り込めないデリケートな部分についても鋭く指摘。なんてったって、「富山空港はレッドゾーン」ですから。

記事内では、「新幹線で2時間前後で結ばれた、新潟、仙台の両空港と富山空港のキャラが丸かぶり。両空港とも、新幹線開通から3年以内に羽田便は撤退。Xデーは近い。」と指摘。

これでもかと、週刊現代並みに富山空港の危機感を煽る記事とは裏腹に、「小松はまだ大丈夫!」的な表現が散見される特集に、「くっ、だったら、かがやきはみんな富山どまりにしちゃうよ!」と、心の中で悪態ついたのはナイショです(苦笑)。

そんな「Xデー」に立ち向かうべく、連日、富山空港を巡る記事が地元紙の紙面を賑わしています。


まずは、こちら那覇チャーター便。ただし、7月限定。以前、JTAが那覇ー富山便を運航していたんですが、すぐに撤退したんですよね。

どうせなら、農閑期の冬に運航した方が、富山ケンミン的には需要があるような。夏の運航だと、沖縄の方が富山に観光に来るっていうパターンの方が多いと思われますが。

次は、こちら、県庁職員の次は、中高生まで動員です。しかし、修学旅行先が「東京」というのもしっくりこないですねー。それとも、舞浜のテーマパークとかに行くんでしょうか?

定番の京都、奈良なら、羽田乗り継ぎの「関空」とか?うーん、あいの風とサンダーバード乗り継ぎの方が安いし速いですね。

空港アクセスも検討。乗合タクシーで魚津まで3,000円、高岡、砺波までは2,500円。

魚津駅から北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅までは、あの高運賃の地鉄を利用したとしてもワンコイン以下で20分で行けちゃうから、まあ需要はないでしょうね。そもそも、黒部宇奈月温泉駅には無料の大駐車場も完備されてるから、ジモティが乗合タクシーを利用するとも思えませんし。

逆に、新高岡駅が最寄りで北陸新幹線の時短の恩恵を受け辛い南砺地域の砺波まで2,500円なら、充分に勝利の可能性があるような気もします。迷走を続けていた、新高岡駅の無料駐車場の有料化も、皮肉なことに乗合タクシーをアシストするような。

どうせなら、五箇山まで3,000円とかの乗合タクシーを出したら、首都圏のみならず海外からのインバウンド客にもインパクトあると思いますよ、新総曲輪のみなさん!
世界遺産集落に最も近い空港みたいな感じで。

しかし、究極は、以前もエントリーで提案した、高山ー富山空港間の連絡バスの復活。小松が半ば福井県の空港として機能しているように、富山空港も飛騨高山への玄関口へと飛躍させるべき。

医療用ヘリで富山と飛騨地域は連携できたのだから、空港でも連携できるはずでは。

もちろん、予算もつきました。しかし、かつてはANAのドル箱路線で、チケットの争奪戦が繰り広げられていた羽田便が補助金でなんとか生き長らえているなんて、この秋風感がなんとも哀しい。

おまけは、こちら、富山ケンミンへの空港利用促進のPR用に作られたマグネット。
上記の9,500万円が、こういうのに使われるのも微妙なトホホ感。

この春、とやどこ管理人も羽田便に「乗ってみた」エントリーを掲載すべく画策中。

(後日談)

こちら、富山から遠く離れた沖縄県の地元紙に掲載された、アルペンルートと白川郷、高山、上高地、能登半島のツアー広告。アルペンルートという名前が前面に出ていて、富山、岐阜、長野、石川っていう県名が全く出てこないのも興味深いですが、気になったのは、旅程表、
二日目に、立山駅に着いた後は、富山を完全スルーして金沢泊という哀しい現実は触れないことにして(苦笑)、最終日に砺波のホテルを出た後は、東海北陸道を駆使して白川郷と飛騨高山を観光した後、富山空港を利用してその日のうちに那覇空港に戻るというスケジュールとなっています。

朝、砺波にいた人が、世界遺産見た後、夜には那覇にいるっていうのもすごいですが、それだけ富山空港と飛騨高山、さらには東海北陸道の親和性って高いっていうことですよね。

松本空港の羽田便が廃止された今、富山空港は羽田から最も高山、白川郷、さらには上高地に近い空港になりました。だからこそ、県も白川郷や高山への玄関口としての富山空港をもっとアピールすべきです。なんで、隣県の観光促進をやるのかという意見も出る可能性があるかもしれませんが、富山空港から白川郷や高山の人の流れが恒常化することによって、富山空港は飛騨地域だけでなく上高地も含めた北アルプス全体の「ハブ」としての地位を手にすることになります。

そうなると、沖縄からのツアーレベルではありません、新興の各国から「HND−TOY」のタグをぶら下げた荷物を持った人が多く集まってくるでしょう。

「向こう」が東京まで2時間8分なら、こちらも上海まで2時間半なのですから。

と、大風呂敷を広げてしまいましたが、

まずは、富山ー白川郷のバスを富山空港経由にすることから始めてみたらいかがでしょうか、石井知事!


 
      12月2日付け日経MJ1面

大快挙です!北陸新幹線が又吉の火花を抑えて堂々の東の横綱に「かがやき」ました!西の横綱はラグビー日本代表なので、EW7系があの五郎丸と肩を並べたことになります。

見出しにもあるように、優勝候補を破ったラグビー日本代表を「番狂わせ」と、記事中で日本を代表する交通インフラと表現した北陸新幹線を「横綱相撲」と日経MJでは表現。

2015年を締めくくる師走時に、北陸新幹線が2015年のヒット商品のトップに認定される栄誉を授かりました。

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