人事異動のシーズンになりました。奇しくも辞令に「富山支店勤務を命ず。」と書かれていて、青天の霹靂だった方もいらっしゃるもかもしれません。
さらには、長い受験勉強から解放されて、4月から五福(又は、二上山や小杉)にある富山大学キャンパスでの新しい生活に期待を膨らませている学生のみなさんもいるかもしれません。
そんな富山での新しい生活に不安や期待を抱いて「かがやき」や「つるぎ」から富山の地に降り立った瞬間、貴殿は「えっ、知らなかったよ!」と驚愕の事実を目にすることになるでしょう。
実は、富山には、東京や関西には普通にあるけど、富山にはないものがいくつかあるのです。(あれ、日本語おかしいぞ。)
そこで、今回は富山ケンミンですら気づいていない東京や関西には普通にあるけど、富山にはないものを集めて見ました。
1.報道ステーション
別に富山ケンミンがアンチ古舘なワケではありません。なんと、富山にはテレビ朝日系列の放送局がないのです。
よく、「うち、テレ東が入らない地域なんだ。」のような自虐的を表現を聞きますが、富山はテレ東どころか、テレ朝だって映りません。
これを聞いて、「えっ、じゃアメトークも見れないの? 俺、富大入学するのや~めた。」とか言っているそこの学生君、話は最後まで聞きなさい。「アメトーク」を始めとするテレ朝の人気番組は、他系列局で深夜帯や平日昼間に時差放送されているので、大丈夫!
文枝師匠の「不倫さ~ん」もとい、「新婚さ~ん、いらっしゃい。」も、しっかり放送中。
問題は、奥様方の朝の恋人「羽鳥慎一アナ」と出会えなくなることでしょうか。そんな時は1600円ほど余分にかかりますがhttp://ctt.ne.jpケーブルテレビに加入しましょう。お隣金沢のテレ朝系列局が見れるようになります。
2.snidel
今や、女子大生に圧倒的信仰を集める「大人可愛さ」を演出するマストアイテム(らしい)。
そんなsnidelを身につけ4月から華やかな大学デビューを夢見ていた、4月からの富大女子のみなさん。
富山にはsnidelのお店がありません。
これを聞いて、「えっ、snidelの福袋も買えないの? 私、富大入学するの(以下、同文。」とか言っているそこの4月からの富大女子のみなさん、話は最後まで、、。
毎月、かれい亭http://toyadoco.blog.jp/archives/1024071450.htmlのカレーを食べるために、市電の富山大学前電停を利用しているとやどこ管理人が見たところによると、富大生思しき方でsnidelぽい服装を見かけた方はほとんどというか、全く見かけませんでした。まあ、富大女子にはイマイチ人気がないsnidelなんですが、実は富山でもセレクトショップで手に入ります。
富山の中心地、総曲輪(そうがわ)にあるミクストというお店で、ここでは他にも富山では入手困難なブランドを扱っているみたいです。
まあ、あのユナイテッドアローズですら、県内に店舗が出来たのは昨年の小矢部アウトレットパークが初ですからね~。
3.Sapix
ある親曰く、「結果じゃない、3年間通わせることに意義があるんだ。」。
最早、「御三家」への登竜門としでだけでなく、小学生の高度な私教育機関としての地位まで手に入れてしまったSapix。
しかし、富山にはSapixを始め、日能研、希と言った中学受験の有名進学塾がないのは元より、「中学受験受験」という概念自体が存在しません。
もちろん、中学受験する小学生自体は存在しますが、その多くは地元の「富山大学教育学部附属中学」、通称「フゾク」の受験生で、ここは超難関中学ですが、例えここに合格したとしても3年後には公立中学進学組と同じ条件で高校受験をしなければいけない摩訶不思議なシステムです。
これを聞いて、「えっ、サピックスオープンも受験できないの? 旦那、富山に単身赴任に決まりだわ。」と嘆いていらっしゃる、そこの中学受験を控えたお子様をお持ちのお母様。心中お察し申し上げます。
残念ながら、富山県内には東京や関西の有名私立中学の入学を目指している進学塾はありません。ここ富山で御三家とは、「開成、麻布、駒東」や「灘、東大寺、洛南」ではなく、「富山、中部、高岡」のケンリツ高校を指します。
かように、中学受験不毛の地富山にて、かつて富山の西田地方にある某国家機関に東京から赴任された「官吏」の方は、ご子息を毎週末ANA便に乗せて東京の日本橋のSapixの日曜特訓に通わされたという伝説が残っています。
今は、ANA便ではなく「かがやき」で東京往復ということになるのでしょうが、さて、そんな「かがやき」で毎週末、富山ー東京間を往復するのは、お子さんになるのか、ご主人になるのか、頭が痛い問題ですね。
以上、富山ないないでしたが、とやどこ管理人としては、snidelもSapixも要らないから、報道ステーションを何とかして欲しいと思う今日この頃。
(あとがき)
考えたらまだありました、富山ないない。有名なのは「タクシーの流し」。富山では、例え夜の繁華街であってもタクシーは流していません。「富タク」に電話するしかありません。
かつて、東京で生活して富山にUターンした人が切望したドミノピザは、先月ついに富山に初上陸しました。
深刻なのは、富山名物寒ブリでした。今年は海水温が高かったためか、本当に「富山ないない」状態に。
これからのシーズン、旬のホタルイカには是非「滑川あるある」になって欲しいですね。