2016年07月



元日経トレンディ編集長、北村森氏、一線を退かれた後もその観察眼は秀悦で現在も自らが「これだ!」と思われたガジェットをサンデー毎日に連載。

その観察眼は出身地である富山にも向けられ、レギュラーを持っていらした地元テレビ局の生放送では、その郷土愛ゆえ、鋭い観察眼でいいものは賞賛しまくりましたが、ユーザーのニーズを満たしていないトホホなものに対しては、容赦ない辛い一言。

事実、北陸新幹線開業後も整備が遅々として進まない富山駅前の光景に「えー、未だに(工事用)金網かよー。」とか、地元の文化イベントの告知に来た某大物俳優に「これ、芸能人の道楽じゃありませんか?」と、これすべて生放送のオンエアーに乗っかっちやってるのがすごい。

過激な発言のイメージが強い北村森氏ですが、郷土愛は人一倍強く、毎週(追加分の料金を)自腹で乗ってくる北陸新幹線のグランクラスのケータリングに富山の物がないと嘆いてみたり、さらには富山のご当地の各名店の店主からデリカの提供を受けてお店までプロヂュース、

そんな、北村森氏ですが、本日30日、いつものように出演予定であった地元局のお昼の番組に急遽出演せず。地元局の女子アナは「一身上の都合により」降板しました、と伝えただけ。

もしや、昨今の流れのごとく、来週発売のセンテンススプリング誌に何か掲載されてしまったのか!と思いましたが、いくら元日経トレンディ編集長でも、それはなさそうですし。

唯一、気になったのは、前回放送の同じ番組で、冒頭、とやどこどこも紹介した撰鮮とやまを番組で紹介する際にかなり感情が高ぶっていたという部分ですが、まさか地元の漁協関連の圧力で降板といのも考えずらいですし。

いずれ、真相は闇のままですが、全国区レベルの「芸能人」は多々いる富山でも、全国区レベルのコメンテーターはなかなかいなかった富山で、北村森氏の存在は貴重だったという事実は確かなので、根塚町にご勤務の皆さん、そこらへん明らかにするのはいかかがでしょう?



まったく梅雨を感じさせない夏日の連休明けの富山駅前。

旧暦で七夕を祝う富山の風習で、駅コンコースには七夕の飾り付けが。そんな中、この三連休に、ありそうでなかった漁港直送の海産物が楽しめる食堂「撰鮮とやま」が、駅前広場にオープン。早速行ってきました。

こちらが、その建物。市電の線路と平行に建っている感じです。お店の営業期間は期間限定の3年間なので、思ったより作りは簡素。

入り口から向かって左側奥が食堂エリア、それ以外は海産物の販売コーナーになっています。

まずは、販売コーナーをチェック。梁からぶら下がるのは、飾りではなく売り物の塩ブリ。

お値段は税抜き48,000円也!

お隣のうるめいわしは、一尾300円。

お次は、販売コーナーのメインイベント、ネタケースチェック!

朝獲れのイシモチのお刺身が398円!これ、地元価格です。かなりお手頃。
富山と全く関係がない養殖のブリが置いてあるのはご愛嬌。ここ数年、地元産ブリの不漁により、それでもブリを食べたい富山ケンミンの救世主、それが鹿児島産養殖ブリなんですよね。

ノドグロは1280円。なかなかのお値段ですが、北陸新幹線開業後のノドグロの価格高騰を考慮すれば良心的な価格。さら言うと、地元産ではない長崎県産を堂々と並べて販売している某有名市場と違い、こちとら純粋な岩瀬産です。

とやどこ管理人が驚いたのは、こちら、のどぐろ1尾1800円、これ破格です。調理料300円を払えばお刺身にもしてもらえます。

究極は、こちら、小ぶりののどぐろは900円。ここら辺の小ぶりのの魚って、もともとは漁港の地元の魚屋にしか並ばないものだったんですよねー。それが、新幹線の駅前にある魚屋に並ぶってすごい。

それと、ここに並んでいる魚の漁港、「氷見なら知ってるいるけど、岩瀬、四方、生地ってどこ?」と訝しげに感じる県外の方もいらっしゃるかもしれませんが、心配ご無用、いずれ富山ケンミンの胃袋を満たして来た名だたる漁港。氷見と違い観光地化されていない分だけ、地元に安くて美味い魚を提供し続けています。

と、ここまで、読んで、「地元ミンなら、もって帰れるけど、俺、今からかがやきで東京の自宅戻るんだよ!」思われた方、心配ご無用です、
店内に各種保冷バッグが売っているのに加え、2000円以上お買い上げの方には保冷バッグをプレゼント!っていう太っ腹。「どれでも」2000円以上なので、かまぼこ買って各種お刺身を買ったら丁度それくらいの値段になりますね。

もちろん、氷も取り放題。  ちなみに、氷と刺身を新聞紙でくるんで保冷パックに入れたら余裕で3時間は持ちます。さすが、古新聞紙はなかったようなので、ここは読み終えた北日本新聞を有効活用!?

もちろん、握ずしも置いてあります。

今度はお食事コーナー、入り口左手に大きなメニューボードがあります。

特に気になったのは、本日のとれとれずし、650円! 回転寿しより安いやん!これだ〜、意を決して、

券売機に行くも、生憎の売り切れ!やはり限定20食の壁は厚いですね。

店内の様子はこんな感じでした。

撰鮮とやまを訪れて感じたことは、「価格が怖いくらいに地元レベル」なんですよ。これ、観光客だけじゃなくて、地元ミンが普段使いのお店としても使えます。

事実、ここの店長らしき方が、テレビのインタビューで「観光客の方よりも、まず地元の方に利用されるように考えた。」とコメントなさっていました。

まさに、それがオール地元産ののどぐろをお手頃価格に提供している部分に現れています。さらには、県内の観光客相手のお土産屋には絶対に並ばないであろう鹿児島産ブリが堂々並んでいるのも、本当に地元ミンのホンネを象徴しています。(法外に高い天然物よりも、そこそこ美味い養殖物、つまりそれほどブリが好き。)

この、撰鮮とやま、往年の富山ケンミンがノスタルジーを抱く須田ビル市場のように、地元ミンで賑わうような感じがします。

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三連休二日目の富山、午前中は雨で県内各地のイベントの開催が懸念されましたが、午後からは日差しも出てきて、まさに梅雨明けカウントダウン。

そんな中、県内でこの夏行われる花火大会の先陣をきってホタルイカ観光でお馴染みの滑川市で「ふるさと龍宮まつり」海上花火大会が行われたので早速行ってきました。

会場には花火大会開始の40分前に到着。会場となるホタルイカミュージアム周辺は車の交通規制が敷かれるため、今回は滑川市在住の知人に自転車を借りることに。こちらは、ホタルイカミュージアムから100mほど離れた場所。写真左上にある海上クレーンがこの花火大会の目玉である「正3尺玉」を含めた大型花火の打ち上げ台。スターマインは、もう一つ、漁港近くの打ち上げ台が使用された様でした。こちらはまだまだ定員に余裕がある雰囲気ですが、

ホタルイカミュージアムの後ろ辺りは、お約束のカオスに。

ミュージアム併設のレストランは、招待席となっており、入場規制に。

駐車場も3日間にわたり全面閉鎖。というのも、この駐車場を中心として「龍宮まつり」の各種イベントが開かれるからです。


こちらは、メインステージのオーラスを飾る、N-MENなるマッチョコンテスト?

先だって行われた「看板娘決定戦」と並んで、「龍宮まつり」のメインイベントだそうです。

会場内に多くあったのは、「どんどんやき」の屋台。

「どんどんやき」とは、いわばお好み焼き風クレープ。小麦の生地に干しエビを混ぜたものを薄く焼いてソースで味付けたもので、滑川市のソウルフード。大阪のイカ焼きの干しエビ版?

しかし、発祥の地は山形県らしく、この日は元祖山形のどんどんやきも登場!祭り中は、「どんどんやきサミット」も開催されたそうです。

この日は、富山のジモティラーメンまるたかやも出店。
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そして、こちらは富山駅南口のラーメンの雄「ひげ」。まさに、富山駅南北のラーメンの名店が、滑川市に揃い踏み。

そして、20:10花火大会スタート!本当はスターマインからスタートしましたが、トホホのピンぼけ写真だったため、こちらは3発目くらいの花火です。

打ち上げ場所が近いから大迫力!

連発で打ち上がると大歓声が。

そして、圧巻が県内唯一の「正3尺玉」。最初は、少し大きの目花火のように見えますが、

時間が経つにつれて、海上に流星のように光の雨が降ってきます。これには、会場から感動のため息が。

少しボケていますが、こういう懐かしいのもありました。

この後、終了後の混乱を避けるために、最後の花火を見ないで自転車で帰宅の途についたのですが、

滑川の街全体が海に近いため、海沿いから少し離れた場所でも十分に花火を楽しめるんですよね。むしろ、落ち着いて観賞できるのがいいです。

少し離れた場所どころか、こちらは市役所あたりからの花火の様子。写真では伝わりにくいですが、かなりの迫力でした。ここでも、近所の方がビール片手に歩道の上で鑑賞中。羨ましい、地元の特権。

さらに驚いたのは、こちら、花火大会会場最寄駅の滑川駅から一駅分富山市寄りに移動した地鉄の中滑川駅からさらに富山市側の滑川市田中新町地区の様子。会場から自転車で10分以上かかる場所なのに、充分に鑑賞できる迫力。

今回気付いたことは、この滑川の海上花火大会、市内のかなりの広い範囲鑑賞できるっていうこと。
本当に、滑川という街は富山湾に隣接しているっていうことですね。

もちろん、あいの風の滑川駅周辺でも鑑賞できるので、夜の9時前に滑川駅発の電車に乗れば、ギリギリ北陸新幹線の東京行き最終なのにも間に合います。

まさに、新発見だらけだった、滑川市海上花火大会。

これ以降、県内最大規模の8月1日の富山市の北日本新聞花火大会までの間の2週間は、富山県全体が花火大会ラッシュ。諏訪や長岡と違い、全く観光化されていないので、壮絶な場所とりをしなくてもいいのが魅力の富山の花火大会。

昼、アルペンルートを楽しんだ後は、夜はゆる〜い雰囲気の花火大会をどうぞ。










三連休初日の富山は、曇りの天気予報に反して空梅雨の夏日。

地元のニュースでは、県外から多くの観光客の皆さんがアルペンルートを訪れている様子が報じられていましたが、とやどこ管理人は最近マイブームである富山湾の景色を楽しむためポートラムの終着地岩瀬浜にやって来ました。

まず、目指すのは岩瀬浜駅から徒歩1分のカナル会館。

ここで、レンタルサイクルげっと!お値段、なんと100円!

昨年、雨晴海岸で借りたレンタルサイクル料金200円を超える超お値打ち価格!

自転車に乗って向かうのは、富山湾岸サイクリングコース。撮影中も、ガチのサイクリストの方が前を通り抜けていきました。


まずは、湾岸サイクリングコースのお約束、青いガイドペイントに従い市道を走ります。


途中、左折すると、

そこからは富山湾岸の真横を走るサイクリング専用道となります。

この素晴らしい開放感!

 真横には、広大な富山湾の景色が広がります。


防風林、通称「古志の松原」沿いにコースは一直線に進みます。

ふと、横を見るとまた違った富山湾の風景が。

途中、防風林を超えて、海岸線とご対面。

手作り感満載の「世界で最も美しい富山湾岸」看板が。あの「三保の松原」を引き合いに出すのはご愛嬌。富士山のふもとを「ひかり」が駆け抜けて50年後、立山のふもとを「かがやき」が疾走します。

ところどころに、サイクリング道と海沿いコンクリ道をつなぐ「ジャンクション」が出現。

ここは、迷わずに海沿いのコンクリ道を選択。



途中、地元の中学生の「悪ガキ」達がのるチョッパー型ハンドルの自転車を発見!時代変われど、やっていることは今も昔も同じ。

突如大量の自動車が現れたのは、浜黒崎海岸のキャンプ場に入ったから。ここ、浜黒崎海岸は月9ドラマの恋仲のロケ地としても有名。

コンクリ道から、サイクリング道へ入りUターン。

サイクリング道は防風林の中を通っているので、日差しが防げて快適。

自転車を返却して、徒歩で向かったのは、岩瀬浜海水浴場。土曜の午後なのに、この人気(ひとけ)のなさ。しかし、海水浴しにきたのではなく、



目的は、岩瀬浜海水浴場の唯一の海の家、「栄楽荘」さん。


うーん、このノボリ群が夏しています。



意を決して中に入ると、いい感じの昭和感がただよっていました。

レンタル用の浮き輪も雰囲気作りに一役かっています。料金は500円にデポジット500円とのこと


貸席料は1000円ですが、食事だけでもOKということだったので、ビールと焼きそばをオーダー。
ビールのロング缶600円は海の家にしては良心的。そして、海の家効果も手伝ってか、焼きそばもミョーに美味しく感じてしまう。結果、ビールのショート缶を追加注文、、トホホ。

天井からぶら下げられたコカコーラのタペストリーが、さらに海の家感を高めてくれます。

海の家の中から、岩瀬浜海水浴場を眺めます。昔はもっと人でわやくだった印象なんですがねー。

そして、昔はもっと海の家が出ていたんですが。

そんな事を思いながら、ほろ酔い気分で「栄楽荘」さんを後にしてポートラムへと乗り込みました。



ここ岩瀬浜海水浴場までは、富山駅からポートラムで24分、200円。レンタサイクルと海の家の食事代を入れても2000円ほどで、富山湾の景色の昭和テイストな海の家を楽しめるフルコース。

お盆休み、人混み疲れたら是非!


(追加)
そんな、岩瀬浜で、今月末の土曜日、「岩瀬みなと祭」が開催されます。
当日は、重要文化財に指定されている「森家」も無料開放。
「けんか山」の街が、また別の顔を見せてくれる祭、楽しそうです。


富山湾が世界一美しい湾クラブに加盟して早一年。今週末の三連休には第二回タモリカップも開かれ、さらには雨晴海岸を走る観光列車「べるもんた」も満員御礼と、ますます観光地として注目を浴びる富山湾ですが、今までは海岸から海方向への景色しか楽しめませんでした。

ところが、この春、ホタルイカでお馴染みの富山県滑川市で、今までありそうでなかった、富山湾岸クルーズがスタート。

早速、行ってきました。

やって来たのは、あいの風滑川駅から徒歩10分のホタルイカミュージアム。


この日も、富山湾を一 望できるレストランは満席。

湾岸クルーズの受付はホタルイカミュージアムの右隣にあるこの観光案内所の建物内で行います。

こちらが、受付カウンター。ここで、クルーズ代1800円を払い、

チケットをゲット。

乗船前に救命胴衣を身につけます。

クルーザーまでは、受付場所から徒歩で移動。

こちらが、クルーザー「キラリン」号。ベタなネーミングな部分には触れてはいけません。


船内の様子はこのような感じです。しかし、クルージング中は、デッキ上に出ているため、ほとんど席に座っていることはありませんでした。 

時間どうりにクルーザーは滑川漁港を出発。クルーズは時間により、富山湾を新潟方向に進む東コースと、石川方向に進む西コースがありますが、今回は東コースを選択。


漁港内にいるうちから、早くもみなさんデッキ上に出てきました。防波堤にいる釣り人に、なぜかみんなで手をふります。ここらへんから、船内は異様な高揚感に包まれました。

先ほどまでいたホタルイカミュージアムも徐々に小さくなっていきます。


船上では、早くも撮影会がはじまりました。


船のスピードは想像していたよりも早く、あっという間に沖に出てきます。船体しっかり掴まっていないと倒れてしまうくらいのスピードでした。

沖に出ると、今度はみなさん船首部分で撮影会。お約束の「タイタニック」をやる方も! とにかく気持ちがいい!気分は若大将!(古いかなぁ?)
※ 船首部分の撮影は自由ですが、あくまでも操舵室の視界を遮らないよう注意がありました。

今回は、東コースを選んだ理由はこちら。富山湾越しに見るミラージュランドの観覧車。手前の波しぶきで、クルーザーのスピードがお分かり頂けると思います。

クルーザーは魚津方面へと向かい、途中て右に旋回。

旋回後は、さらに観覧車が近づきます。

そうこうしているうちに、船尾からスタッフのお兄さんの声が。富山湾岸クルーズ名物、カモメの餌付けが始まりました。餌は100円で船内で販売。

船内は大盛り上がり!当然ながら記念撮影会が始まります。

このカモメの何がすごいかって、一旦餌付けされると、高速のクルーザーに集団で付いてくること。

観覧車とカモメの図。

大盛り上がりの40分間後、先ほどの風景が前方に戻ってきます。

興奮の余韻に浸りつつ、みなさん下船されました。

この富山湾岸クルーズ、とにかくクルーザーのスピードが速くて予想以上にアトラクション感が満載なんです!

滑川市と言えば、今までホタルイカ観光のイメージしかなかったんですが、このクルーズは通年楽しめるアクティビティだと実感。

観光船という緩い速度ではなく、とにかく船上で立っているのが大変なスピードに、アクティビティという言葉が相応しいと思いました。

滑川駅までは、北陸新幹線の富山駅から15分、つまり、東京から3時間半後には、富山湾の沖の波に揺られているというこの手軽さ。

山だけじゃないが、海もあるちゃの富山観光、この夏、是非!

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