最近巷を騒せている某センテンススプリング誌。その取材内容のえげつなさは置いておいて、スクープの連続、とやどこ管理人もついついコンビニで買い求めてしまったくらいなので、「ゲス」な勘ぐりをすれば、ここ数ヶ月で相当な売り上げだったのでは。
それに比べて、センテンススプリングのライバルと自負されている某誌、最近とんと元気がない。
そんな元気がない某誌の別冊に、最近、北陸新幹線の開通後の富山を揶揄した記事が掲載されたとか。
天下の矢来町にビルを構えられます東京の出版社の雑誌に扱い給得るとは富山ケンミンとしては光栄の至りとばかりに、その雑誌に目を通すも、そこにあったのはフィクションとしては上質の内容といえども、イチ富山ケンミンとしては首を傾げる部分が多々ある内容。
もちろん、富山ケンミンでこの記事を鵜呑みにする人物は皆無だとは思いますが(記事中の「富山とうってかわって金沢は華やかだった」の部分を除く(苦笑))、この別冊でメインの特集だった「沖縄」を目的にこの雑誌を購入された方がこの嘘800ならぬ嘘790の記事(少しは真実もあるので)の北陸新幹線関連の記事を読んで、誤解を生んでしまわれる方もいるかもしれないので、以下富山ケンミンから訂正して行きたいと思います。
出だし「総事業費1兆7800億円(うち国が3分の2を負担)もかかっているとなると、いち納税者としては乗り心地を堪能している場合ではない。」と軽いジャブを打ったつもりなのかもしれませんが、あの赤字垂れ流しの東京湾アクアラインが1兆4400億円かかったことを、このノンフィクションライターとやらの方はご存知なのでしょうか。もちろん、東京湾アクアラインはハマコー先生の御尽力で全額国費。キロ当たりの国税負担額は北陸新幹線なんて足元にも及びません。もちろん、北陸新幹線と違って、当初予測を大幅に下回る利用率。最近では木更津にあるアウトレットモールのシャトルバス専用道路と化している噂も。北陸新幹線の乗り心地を堪能された次は、是非こちらの東京湾アクアラインの乗り心地も堪能されていただきたいものです。
ただし、ここまでは正直許容範囲、「開成中学の野球部ネタ」の次に書く題材に困った筆者が、「多額の税金を投入した整備新幹線」という、おおよそ三文週刊誌レベルの記事に着目したのも微笑ましいレベルです。
問題はここからです、
「(富山は)新幹線開業当日もかなり盛り下がっていた。」
このノンフィクションライター氏が3.14の富山駅にいたかどうかは不明ですし、とやどこ管理人自身も3.14の富山駅はテレビ越しにしか見ていませんでした。
しかし、翌日の3.15の富山駅は、
このような状態でホームには入場規制がかかっていましたし、
筆者に「富山産のものが全く置いてない」と指摘されたとやマルシェもこのような状態。
尚、これは決して褒められるべきことではありませんが、3.15ですら駅弁は途中で売り切れ。
さらには、
あの新高岡駅だってこの状態でした。
もちろん、飯田橋に比べたら少ないかもしれませんが、少なくとも指摘されている「富山ケンミンの99パーセントは無関心だった」ということは絶対にあり得ないような。
さらに前述の、
「駅ナカ施設「きときと市場とやマルシェ」も、富山の名産品の扱いはほとんどなく、売り場面積が最も広いのは「マツモトキヨシ」だった。」の記述について、
白えび亭のこの白えびは、どこで取れたものなのでしょうか?もし、富山湾以外で獲れるなら、県内の業者はこぞってそちらへ出向きます。
むしろ、金沢市内で売られている「のどぐろ」なんてその4分の3は、、、まあ、そこは触れないのが大人の嗜みでしょうか。
こちらかまぼこ売り場、いわゆる昆布巻き、昆布で巻いた蒲鉾を作っているのは、富山県以外では沖縄県だけ。富山オリジナルではないと言いたかったのでしょうか。まさか、そのノンフィクションライター殿にそこまで昆布への造詣があるとも思いませんが。
まあ、読めば読むほど首を傾げたくなる特集記事だったのですが、逆にノンフィクションライター氏の売名の手段として利用されたならばそれは栄誉、我が富山も有名になったものです。
ただし、この程度にされておいた方がいいですよ、高橋さん。