2015年09月

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シルバーウィーク3日目の富山も秋晴れで過ごしやすい天気となりました、黒部峡谷もアルペンルートも氷見もすごいくらいに盛り上がっているみたいですが、とやどこではあえて人混みを避け、あの恋仲のロケ地、それも橋の街「新湊」や恋人達の聖地「富山環水公園」ではなく、ドラマ内でちょっと出だったけど気になるシーンに使われた場所を「恋仲観光」として楽しんできました。

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世界一美しいスタバー

トップバッターは、表題写真にも利用した新中沖駅こと新宮川駅。第一話ではあおいとあかりが富山第三高校の帰り道にベンチで話あっているシーンで、最終回では富山第三高校が閉校になったのを確認したあかりが電車に乗り込むシーンで使われています。

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 こちらが、入り口です。入り口から見るとごくごく普通のローカル線の駅ですが、

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 反対側から見ると、徐々に恋仲ワールドに入って行くのがわかります。 IMG_1930
 こちらは待合室、そして、ドラマの中でも少し映った「前から乗ってください」案内。

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 待合室の中にはお約束の「富山で休もう。」ポスターが。

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 そして、ここがあおいとあかりがベンチで話し合っていた駅標横の場所です。ベンチは実際にはありません。
 恋仲自体が露出量を多めで撮影していたことが現地に行くとよくわかるので、

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 こんな感じで撮影すると、もうまさにそこは、あおいとあかりの世界です。

 実際に、この場所は、相当有名になっているようで、とやどこ管理人が撮影をしていた30分間の間にも4組の方が「恋仲観光」に訪れていらっしゃいました。このアングルが相当人気があるようで、とやどこ管理人も撮影に協力、

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 こちらは福井県からのあおい・あかりカップル。

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 こちらは、大阪からの10年後のあおい・あかりファミリー。

 と、本当に大人気。ただし、中には、線路内を堂々と立ち入っていらっしゃる方もいたので、マナーは守りましょう。

さて、ホームにいたあおいとあかりたちはどんな風景を見たのでしょう。

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 ベンチの位置から富山方面への電車がやってくる方向を眺めます。

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 そして、これがホームのベンチの位置からの眺めです・・・・・。うーん、ごくごく普通の富山の郊外の集落の眺めです、しかし、二人の目には、近い将来であった

2015年8月の花火大会の光景

が映っていたのかもしれません・・・・・・・・・(たぶん・・・・・)。

と、つまらないことを言っていると富山方面への電車がやってきました。
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ちょーど、シルバーウィーク中は米どころ富山は稲刈りのシーズン真っ最中、コンバインが大活躍中でした。

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 やってきたのは、最終回でも登場した「かぼちゃ」でした。

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 反対方向の宇奈月温泉行の電車からは1人下車されたお客さんが。電車が走り抜けた後に、人がいる風景になぜか映画のワンシーンのような錯覚を覚えました。

いずれにせよ、ここ「新中沖駅」は早くも地味に人気の「恋仲観光」スポットとなっているようです。重ね重ね、線路内には立ち入らないように。

そして、とやどこ管理人はすぐさま、第二の目的地である、
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 この橋に移動。ここは第一話で、友人を助けようとしたWあおい君が川におちた場所です。

 駅と違って、無名の橋に住所などないので探すのに苦労すると思いましたが、飛び込みのシーンで北陸新幹線の白岩川にかかる橋が映り込んでいたのを頼りに、新幹線の橋より南側で近い場所で当りをつけていくとすぐに見つかりました。

https://www.google.co.jp/maps/@36.70846,137.3150239,17z
グーグルマップのリンクで言うとこのあたりです。

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 これがWあおいが友人を助けようする際に見た景色です。

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 向こうの橋の入り口は、野次馬の女の子たちがたくさん集まってきた場所です。「イチゴ!」の女の子も。

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   (C) Fuji Television

 ドラマ内では、多くの高校生が歩いているような描写でしたが、

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 実際には、高校生どころか、人間そのものを見かけませんでした。もちろん、「恋仲観光」組も全くいませんでした。さすがに、この場所は難易度高いですもんね。

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 ドラマ内でも映り込んでいましたが、対岸は変電所となっていました。

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  川辺は芝生の広場になっています。川に落ちた後のWあおいは、橋の向こう側の芝生で語り合っていました。

最後は、最終回でWあおいが語り合う、このドラマのお馴染みの海岸、浜黒崎海岸に移動です。
最終回では、富山環水公園であかりに「初恋の時よりも好きになっている。」と告白してからここに移動しているので、あおいは、ポートラムとそれに連絡するフィダーバスに乗ってここに来たのかもしれません。
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 ここがオープニングシーンであおいが全力疾走していたコンクリートの上です。

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  反対側には、先ほどの白岩川の河口に位置する富山市水橋地区の風景が広がります。ドラマ内でも映り込んでいました。

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 水泳大会後、自転車に乗って語り合うシーンはこのあたりでしょうか。

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  (あおい・あかりの地元)新湊内川から富山市浜黒崎までの十数キロ区間は、このサイクリングロードが結んでいます。

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 このテトラまで泳いで、その上で寝そべるのが浜黒崎遊泳の基本です。実は、とやどこ管理人も中高時代、よくここで泳いだものです。(「お前、何中かわかったぞ!」とか言わないように。)

この浜黒崎海岸も、さすがに「恋仲観光」の人はいないと思っていたら、
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 福井県からの女性団体客の皆様が自撮り棒片手に記念撮影。ああ、テレビの影響ってすごい。

 関連エントリー
 http://toyadoco.blog.jp/archives/1040109917.html

 前回の恋仲のエントリーにも書きました、よくこれだけの県内の無名の「絵になる場所」見つけてきたと思いました。

JRでは、この秋大々的に「北陸ディスティネーションキャンペーン。」を実施しますが、
http://monogatari.hokuriku-imageup.org/index.html

SNS世代には、この秋是非、富山環水公園からはじまり新中沖駅を通って新湊内川にいたる「恋仲ディスティネーション」で富山を訪れていただきたいです。

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シルバーウィーク2日目の、富山。

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 新幹線が開業した年に、数年に1度のシルバーウィークに巡り合った我が富山駅もなかなかの盛りあがりよう。

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もちろん、「あの」自動券売機だって、かなりの盛り上がり、、と、こちらは皮肉ですが。

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そんな中、新幹線改札横のコンコースでは、なぜかハワイアンが踊られていました。


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 まさか、おわら、こきりこ、麦屋節と、コテコテの民謡で売り出している我が富山をハワイアンの中心地と考えている方はいないと思いますが、それでもかなりのギャラリーが。10年後は、浅草のサンバか、富山のハワイアンとなるか? 

そんなことを考えながらやってきたのは、富山駅前のサイクルステーション。シルバーウィークまっただなかの富山のマチナカをこれを使ってポタリングしたいと思います。
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しかし、以前、自転車でGO!した時の氷見のレンタサイクルは、現金で200円払ったら、そのまま「どぞ!」と自転車を渡されたのですが、
http://toyadoco.blog.jp/archives/1037195972.html

県都富山市のレンタサイクルは、なんと登録が必要なんです!!
https://abo-toyama.cyclocity.fr/

さらに、この富山市のレンタサイクルは30分以内に市内18か所にあるサイクルステーションのいずれにかに一旦返却しないと200円の追加料金がかかってしまいます。

ただし、30分以内に返却すれば、無制限に借り放題なので、レンタサイクルと言うよりもサイクルシェアと言った方が正しいかもしれません。

さきほどの、URLから登録を行うと、こんなPDFが登録したメールアドレスに送られてきます。今回申し込んだのは、2日間コース500円。2日間とありますが、実際は48時間コースです。

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送られてきたPDFに記入されていた登録番号等を、各サイクルステーションごとに設置された看板兼用の入力パネルに打ち込みます。

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 まず、この「レンタルする」をタッチ・・・・・・、するも全く反応せず・・・・、んん?

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 よーく見ると、タッチパネルではなく、備え付けのテンキーで入力するタイプなのがわかります。左側のカードリーダーは地元系の交通ICカード(パスカ、えこまいか)読み取り用。ICカードがあれば、登録番号の入力は不要なのですが、こういう時に限ってパスカを忘れてきてしまったとやどこ管理人・・。

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 ここに10ケタの登録番号を入力。毎回のことを考えると、ICカードがあった方が便利です。

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 番号で好きな自転車を選びます。もちろん、どれも同じですが。

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 丸い解錠ボタンを押して、自転車をラックから取り外していざ出発。このラックからの取り外しは、少しだけコツが要ります。ポイントは、自転車を少し持ち上げるようにします。

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 今回は、いつもは市電で行っている富山大学前までカレーを食べに行き、そのあとはセントラム沿いに、あのToyamaキラリに向かってみたいと思います。

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 富山市のマチナカは多くの場所で自転車専用レーンが設けてあって、地味に安心します。

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 この橋の向こうに最初の目的地、富山大学前があります。

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 本当に平和な時間が流れています。

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 向こうに見えるコンクリート製の橋は北陸新幹線のもの。

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  そうこうしているうちにも、市電が通りすぎていきます。時速260kmと時速26kmが橋向こうで並走。

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 ここが、富山大学前のサイクルステーション。橋の上から景色を眺めていたら、30分間ギリギリでした。一旦、自転車を返却。

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 自転車を降りて向かったのはここ、富山大学生御用達かれえてい。

  関連エントリー
 http://toyadoco.blog.jp/archives/1024071450.html

今回はスパゲッテイを頼みたかったのですが、休店日前ということもあり、スパゲッテイはすべて売り切れ。ということで、最近お気に入りの「やさいたまご」トッピングで攻めていくことに。

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店内にある3紙の新聞(読売・北陸中日・富山)のうち、富山新聞を読みながらカレーの到着を待ちます。富山新聞って、なかなか購読している家庭がなくて珍しいんですよ。

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 そして、ついに到着!バターライス・カレーにやさいたまご焼トッピング。よくみえませんが、バターライスとやさいたまご焼の間に、しっかりカレーがかかっています。一番上のソースもドミグラスで、これまた美味い!これで小盛です。

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 お腹が満たされたら、今度はセントラムに沿って、Toayamaキラリを目指します。

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 神通川では多くのアユ釣り人が。

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 橋の上でぼーっとアユ釣りを見ていたら、追加料金がかかる30分を越えそうな勢いです。ここは、途中の丸の内のサイクルステーションに返却することとしましょう。レンタサイクルと違い、シェアサイクルはなかなか時間がタイトですね。

丸の内は大学方面への市電とセントラムがY字状に分離する場所でもあります。

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 富山城近くにサイクルステーションはあります。左後ろのフレームは、記念撮影用。最近は、キー局も含めて県外のテレビ局のレポート用のバックでこの場所が選ばれています。 ラックに返却後、すぐさま貸し出し手続き。これで、30分「延長」です。

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 サイクルステーションにいるとき、多くの観光客の方がこの富山城を撮影されていたのには驚きです。もちろん、レプリカ城で姫路城や松本城みたいな歴史的な価値は全くないのですが、こうして撮影してみるとそれなりに絵になります。

思えば、あの沖縄の首里城だってコンクリートの復元城ですが、人気がありますもんね。

地元民が思っている以上に、富山城は人気があります。

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 今度は、セントラムの停留所越しに富山城を眺めます。 世に名城多々ありますが、近くを路面電車がぬけていくのは富山城だけです!

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 そして、停留場前のこちらのカフェでは、

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 富山城とセントラムを一度に楽しめる特等席が! 日本一路面電車に近いカフェです!

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 自由に弾ける電子ピアノもあります。

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 しかし、よくこんな場所に2000年代にもなって路面電車の新線を作れたなぁーと、改めて感心。

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 と、物思いに耽っていると、またもや時間が。なんとか、ぎりぎりにToyamaキラリ前のサイクルステーションに到着。

もちろん、このエントリーも
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 Toyamaキラリでどやりながら書いているわけですが、

それにしても、ポタリングって本当に楽しいって実感しました。もちろん、今回はレンタルではなくシェアなので時間的には厳しくなるんですが、必然的に頻繁にステーションに寄ることになり、小観光をしてしまうんですよ。

それとも、それが狙いなのか?

いずれにせよ、電車・バスに続く「第三の二次交通」として、自転車って想像以上に便利だと思いました。

二次交通のバスの不振に悩む新高岡駅でも、この際大胆に二次交通を自転車を中心に再構築してもいいのでは? 







あの「劇的」な、ラストシーンから一夜明けた9月15日、恋仲最終回の視聴率が11.5%と発表されました。大河ドラマどころか、報道番組とスポーツと笑点以外は軒並み10%を下回っているこのテレビ離れのご時世で、これは健闘したと言って過言ではないでしょう。

さて、この恋仲の主人公、あかりとあおいの地元は「富山県射水市新湊」と設定され、当然ながら現地ロケも「新湊」を中心に行われたわけですが、意外や意外、その他のロケ地が県内の場所多岐に渡っています。なかには、ジモティーですら思いつかなかった場所もあるくらいだったので、特に印象深い場所を、恋仲を振り返りつつ辿って行きたいと思います。 (見出しの写真は、最終回で2人がそれぞれ降り立った富山駅の北陸新幹線改札口)

1.新湊内川地区


まさに、恋仲のシンボルとして撮影された場所です。
http://www.imizu-kanko.jp/www/special/uchikawa/index.html

町中を流れる川に何本もかかる橋が風光な景色を作り出しています。


この川べりの道があかりとあおいが歩いていた場所です。ふだんは観光拠点となっている、


「川の駅 新湊」ののぼりなんかがたっています。


アクセスも比較的容易で、こちらの高岡駅から出ている万葉線の新町口駅から徒歩10分程度。レトロな路面電車も楽しいですよ。


しかし、ドラマでは、この万葉線は登場せず、実際に登場したのは富山地方鉄道の駅でした。

2.新宮川駅(富山地方鉄道)
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富山県東部を走る富山地方鉄道沿線は、その風景の美しさからよく映画のロケでも使われています。有名なものでは、高倉健さんの遺作となった「あなたへ」で、高倉健さんが富山から車で飛騨高山に向かうシーンで使われています。(現実には、通らないルートですが・・。)

また、この富山地方鉄道そのものが舞台となった映画Railwaysは、富山地方鉄道の各駅が本当に美しく描かれています。

で、こちらの新宮川駅ですが、当然ながら、新湊内川地区とは大分距離が離れています。もちろん、こちらの「新中沖駅」は「富山第三高校」の最寄り駅という設定なので、距離が離れていても設定上はおかしくありませんが、この「富山第三高校」が上市高校でのロケだったので、あおいとあかりは、わざわざ県西北部の新湊から県南東部の上市まで通学していたことになります!!!

と、ひねくれた発想はおいといて、ドラマの中でもホームの風景を美しく描いてくれています。

さらに、初回では

旧塗装の電車が停車しましたが、

最終回では、

新塗装の電車を停車させるあたり、これ、絶対に時の流れのメタファーですよね。

また、駅名の「新中沖駅」の中沖と聞いたら、富山ケンミンは前知事の中沖豊氏へのオマージュであることは、すぐに気づいたはずです。

3.白岩川
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この川の名称は、富山ケンミンでも知らない人も多いのではないでしょうか。源流を立山に持ち、「新中沖駅」や「富山第三高校」がある上市町を通り、となり舟橋村、さらには富山市水橋地区を流れて富山湾に注いでいます。


河口の富山市水橋地区では、毎年7月に花火大会と流し火が行わています。


ドラマでは、第一話の高校時代の帰り道に川に飛び込むシーンで使われています。

駅のロケを行った上市町から近いという理由もあったと思いますが、しかしながらよくこの場所を見つけたと思います。地元民でもさすがに思いつきません。

4.滑川高校

「富山第三高校」は上市町にありますが、その「屋上」は、上市町から北へ向かった富山市の東に隣接する滑川市の滑川高校にあります。素直に、上市高校の屋上を使えばよかったのにと思われるかもしれませんが、上市高校からでは富山湾が見えないため、画面の中に立山連峰と富山湾を同時に入れるためにわざわざ屋上部分だけ別撮りにしたのかもしれません。

ここ滑川市の風景は、富山湾と立山連峰のバランスが本当に上手くとれているんですよね。

関連エントリー
http://toyadoco.blog.jp/archives/2015-03-27.html

ここまで、書いて、このドラマのロケ地選定、相当県内各地の風景に精通している会社が協力しているのだと思いました。ロケハンには、もしや「あの会社」が絡んでいるのでは???

5.浜黒崎海岸
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第一話では、冒頭あおいが全力疾走するシーンと、高校時代水泳大会をフライングで失格なった話をするシーンで、最終回ではWあおいが話し合いするシーンで使われています。

ここも、本当に地元の人しか知らない景色が美しい場所です。ただし、アクセスは比較的容易で、下記の関連エントリーの冒頭部分の富山駅北口からポートラムとフィダーバスを乗り継げば30分程度で着きます。

関連エントリー
http://toyadoco.blog.jp/archives/1024835748.html

実際に、ロケ地を振り返ってみると、ガイドブックにもない、かなりマニアックな場所が多いのに驚きます。特に、浜黒崎海岸なんてよく思いついたと思います。

(ファイナルシーンはいただけませんでしたが、)恋仲によって、富山の新しいスポットが全国に紹介されたのは、とても素晴らしいことだと思いました。

最後に、このロケ地を発掘した「あの会社」とは、地元の映像制作会社であるタカオカンドリーム社だと思われます。
http://takaocandream.jimdo.com/

ここは、あの北陸新幹線PR映像で、県内各地で撮影を行った関係で、県内の「絵になる」場所に精通していると思われます。


この映像では、新湊内川も登場します。青いのは、射水のユルキャラ君。


実際に、最終回のエンドクレジットにも、この会社の名前がありました。

尚、浜黒崎海岸には、高校生のあおい君とあかりさんは自転車で来ていました。2人は、県西部の新湊から富山湾沿いに自転車で20kmほどの道のりを県東部の浜黒崎海岸に来たことになります!!!

しかし、それも問題はありません、この区間には「富山湾岸サイクリングロード」が整備済みなのですから!!!



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ついに、本日9月14日、恋仲が最終回を迎えるわけですが、各ブログでは生放送パートの予測合戦が繰り広げられています。

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最有力候補は、上記の「富山環水公園」となっています。確かに、ライトアップされた環水公園は、テレビ的にも絵になりますが、しかし、ここで生ロケ、さらには本田翼さんがやってくるとなると、現場にパニックは必至。

そこで、とやどこは、本日のシーンは花火大会当日であることに注目、花火大会の場所が新湊となっていることに着目して、今回の生放送パートは、

夜の新湊大橋が見える富山新港のどこか!

と予想しました。

富山新港なら、敷地も広くさらには、一般人立ち入り禁止の工場の敷地もあるので、混乱なく撮影もできるし、ライトアップされた新湊大橋はテレビ的にも絵になります。

おそらく、花火大会が終わった後、(もしくは、その花火大会から数年後の社会人として成熟した時)という設定で、あかりとあおいが過去を振り返るのでは?

と、あくまでも、予想です。


もちろん、どちらのあおいなのかは、全く予想不能です。

(後時談)
と、現在時刻、22:10.

え、あれは、HKT48の指原さん???? うわ、これ、あり得ない結末やん!
あの、生中継パートはなんのために必要だったのか???

富山ケンミン108万人を代表して、お台場に抗議に行きたいですよ・・・・。


かつて、とやどこでは、北陸新幹線が開通したこの時期だからこそ、

高速バスや
http://toyadoco.blog.jp/archives/1029251874.html

富山まで向かってみましたが、

今回は「18きっぷマニア」にとっては北陸へのルートの王道となっている中央線経由で富山まで向かってみました。

季節は秋、「18シーズン」は終了していることも考慮して、今回は「あずさ」で中央線(さらには、大糸線)を走破することを計画。よーく調べてみると、松本から先に向かう「あずさ」は早朝に出発する1本のみ。それも、新宿駅じゃなくて千葉駅を6:38に出発する「あずさ」の中でもレアなあずさ3号のみ。朝の7時前に千葉駅に行く元気もないので、「狩人」の名曲にかけて8:01丁度のあずさ3号で八王子から乗車することにしました。


休日朝の八王子駅にやってきました、「かがやき」が出発する東京駅やさらには、大宮駅とは明らかに異なる「ゆるやかな時間」が流れています。藤沢あたりから下りの湘南電車に乗った時の感覚にも似ています。


ホームでこの表示を見ながら特急列車を待つひとときはは、なかなかの至福の時間です。


そうこうしているうち「あずさ」到着。


特急列車と言えばどうしてもこういうのを想像してしまう富山ケンミンにとって、「あずさ」のフェイスはかなり新鮮。


車内はこんな感じ。「かがやき」より賑わっている印象はありますね。(実際にEW7系とこの「あずさ」の乗車人員数がよくわからないので、あくまでも印象です。)


発車と同時に車内販売のワゴンが。


車内に流れる「ゆるやかな時間」に釣られてまさかのスーパードライ購入。とやどこ管理人の指定席の前後の方も、スーパードライと缶酎ハイをそれぞれ購入。まだ、朝の8時過ぎです。「かがやき」に乗っていたらそんなことは絶対にしない、まさに「あずさ」マジックです。しかし、缶ビール1本ですが、朝酒は効きすぎます・・・。


今回の「あずさ」の旅でやってみたかったのが、こちら、車内「ドヤリング」。スタバーや平日午前中の東海道新幹線車内では、最早「ドレスコード」として機能しているあれです。ノートがMacBookではないのはご愛嬌です。


列車は、神奈川と山梨の県境を走っていきます。首都圏を環状している圏央自動車道をアンダークロス。 しかし、あいにくの雨模様。


山梨県内に入ると、かなり高台の場所を走っていきます。まさに天空のイメージ。


最初の停車駅は(当然ながら、高崎ではなく)、大月駅。「おおつき」という地名に、ひしひしと「中央線」感および「あずさ」感を意識してしまいます。


大月駅からは富士急線が分かれていきます。富士急ホームには英語と中国語の二ヶ国語表記の案内板を持った駅員さんを発見。最近とみに中国からの観光客が多い富士急。立山を拝する我が地鉄も頑張れ。


長いトンネルを抜けると、甲府盆地がせまってきます。


甲府盆地と言えば、こちらブドウ畑。写真のGPSデータには「甲州市勝沼町勝沼」とありました。これからの秋は、まさに収穫シーズン。


この「あずさ3号」は千鳥停車タイプらしく、こんな駅にも停車します。さしずめ「佐久平」に「はくたか」が停車するようなものでしょうか。


1時間後、甲府駅に到着。雨足が強くなってきました。


水滴で見づらいですが、甲府駅では「車掌交代の儀」が執り行われます。さしずめ北陸新幹線における長野駅のようなものでしょうか。


甲府駅からは、車内は安定の「かがやき」の指定席モードへと突入します。


千鳥「あずさ」はこんな駅にも停車。元サッカーの中田ヒデ(職業旅人)の母校がある韮崎駅です。


周囲に大型ショッピングセンター(山梨の定番オギノもあるでよ)もありますが、普通の駅。あいの風における小杉駅的ポジションでしょうか。しかし、とやどこ管理人が乗車する車両からも、一人下車。


韮崎駅からしばらく、「あずさ」は七里岩とよばれる高台を駆け抜けていきます。


「清里」なんていう富山ケンミンからするとメルヘンなイメージな場所への乗り換え案内がアナウンスされるのがこの駅、最寄りの小淵沢。


小淵沢駅では、お隣ホームに新宿方向への「あずさ」が滑り込んできました。しかし、ポップなカラーリング。


小淵沢駅を出ると本来なら車窓右手(AB列)に雄大な八ヶ岳が見えるのですが、あいにくの大雨です。


(本来なら、こんな風景が見られます)


車窓左手(CD列)に中央道の高架が見えて来たら、諏訪湖が近づいてきたことを意味します。


八王子から2時間ほどで、諏訪湖の最寄り駅、上諏訪に到着。かつて、歌手のさだまさしさんもここにお住まいでした。時間距離なら北陸新幹線でいうところの黒部宇奈月温泉駅みたいようなものなので、黒部に住む芸能人みたいな人が出てこないでしょうか。


諏訪湖もあいにくの曇りではっきりせず。


「特急」なのに、茅野から上諏訪・下諏訪・岡谷までの諏訪湖沿いはすべて各駅に停車していきます。実は、この区間だけ単線なんですよねー。


岡谷駅周辺は、山の稜線が迫っているためか、とても雨が多い場所です。この日も岡谷の街を濃いガスが覆っています。


線路の向こうに見えるのは、メガソーラーパネル群。岡谷から長いトンネルを超えた場所にある塩尻に来ました。ここはお隣、岡谷とうってかわって晴天率が高い場所なのです。いつもなら、岡谷が雨でもトンネルを抜けたら晴天ということもあるのですが、この日は塩尻も雨。


途中、青い矢印方向へと分離していくのは、名古屋方面への中央線。実は、中央線って本当は新宿から松本を結んでいるんじゃなくて、新宿から名古屋を結んでいるんですよねー。あずさが向かっている白い矢印の塩尻から松本は、正式には篠ノ井線へと名称が変わります。もちろん、現在は新宿から名古屋方面に向かう列車ってないから、この分離していく線路も未使用状態なのでしょうか??


今度は、名古屋方面からの中央線が合流してきます。ここ塩尻周辺は、鉄な方が喜びそうな線路の三角線が出来ていることになります。


塩尻駅には名古屋あたりでよく見る、オレンジ色の電車が停車していました。ここは、熱海駅と同じくJR東日本とJR東海の境界駅なんですよねー。


塩尻駅と言えば、こちらホーム上のブドウ畑。これ、本物です。


八王子駅から2時間半弱で事実上のターミナル駅松本に到着。車内アナウンスで「大糸線方面へのお客様は、乗り遅れる恐れがあれますので、そのまま車内でお待ちください。」と指示がありましたが、


車内販売は松本までなので、ビールを仕込むべくホームへ出ます。だって、車内販売が八王子からの1回しかやって来ないんだから!!12両編成の「かがやき」なんか、富山までの間、うるさいくらいに2~3回やってきまっせ???


しかし、ホーム内のNEWDAYS(あ、東日本のKIOSKです)でビールを買おうと並んでいると、「間もなく発車します。」と、無情なアナウンス・・・・・。4分停車とか言いながら、電車の遅れもあって3分もないくらいの停車時間。ここ松本では、車両の切り離しをやるんですが、かつて車両の切り離しをする駅って10分近く停車した記憶が・・。今は、3分足らず・・・、技術が進歩したのか、旅情が失われたのか・・・・。手に入れかけたビールを恨めしく思いつつ、無情に閉まった「あずさ」のドアを見つめます。


松本駅を出るとすぐに、この列車の名前のもととなった梓川を通過します。意外や意外、松本からそれなりの数の乗客が乗り込んで来ました。


座席越しのラフな撮影ですが、この和風建築の駅は穂高駅。文字通り、穂高への玄関口となっている駅です。この天候なのに、かなりの数の方が下車。


穂高駅からは、列車は(雨ながら)平和な安曇野の風景の中を疾走していきます。


再度、梓川をクロスすると、アルペンルート入り口信濃大町駅はすぐ。


しかし、この雨の中黒部ダムに向かう猛者は本当にいるんでしょうか。


信濃大町を出てからは、いわゆる木崎三湖の絶景が楽しめます!!!の、はずが、当然ながら雨模様。晴れた日なら、木崎湖の新緑と湖のコントラストが美しいこの撮影ポイントもこの有様。 

 (本来ならこんな感じです)


木崎三湖の二つ目、中網湖付近の橋では、クラブツーリズムのご一行様が、撮り鉄として「あずさ」を歓迎。 


最寄りの簗場駅でも多くの撮り鉄が。


いつもなら、ヨーロッパの様な風景の青木湖もこんな感じです。


この「あずさ」、グリーン車近くの9号車には、このようなカウンターの展望席もあります。
しかし、このこのような雨模様では誰も展望席にいません。


  カウンター席でむりくりどやリング!


白馬から先は、まさかの一両貸し切りモード。気分は「北の将軍様。」です。


あずさの終点南小谷駅に到着するころには、周囲の風景も秘境感が全面に出てきます。


お昼前、南小谷の到着。この雨の中、山屋さんが多くいました。


短い乗り換え時間、急いでホームを走りながら糸魚川駅への単行列車を撮影したら、面白い形で撮影されていました。まるで、トリックアートです。


糸魚川までの区間は、秘境感満載のこのような車窓が続きます。


ヒスイの産地、姫川も濁流と化しています。


糸魚川駅からは、同一ホームでこいつに乗り換えて泊駅を目指します。これ、以降は、いつも風景なのですが、今回、唯一の盲点だったのが、


こちら泊駅での乗り換え。同一ホームで乗り換えられて便利なんですが、ホームに屋根がないからこの日のような雨の日は大変なことになるんですよ。


この日、富山駅にたどり着いたのは、午後の3時前くらい、八王子駅を出てから7時間後でした。

北陸新幹線を利用したら、八王子ー富山間は3時間くらいなので、4時間の回り道となりましたが、やはり中央線の景色と旅情は素晴らしいものがありました。出来れば、晴れていたら、もっとよかったのですが・・・。

北陸新幹線命のとやどこ管理人ですが、最近は往復を北陸新幹線を利用するのは、旅情的にもったいない感じがしてきているのも事実です。

やはり、富山への往復は「周遊」ルートが一番楽しめるのではないでしょうか。

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