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(お詫び: 当初、予告エントリーで「べるもんた」を「水戸岡トレイン」としていましたが、全くの事実無根、城端駅でJR西日本金沢支社の偉く見える人(えらそうな人ではないですよ・・)聞いても、「そりゃ、水戸岡さんに頼めたらよかったけど、そんな予算あるわけないでしょ。」と言外に言われたので、とにかく事実と異なることをエントリーした件、深くお詫びします。)

この秋から、週末に氷見線と城端線で運行されるジョイフルトレイン、

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「ベル・モンターニュ・エ・メール」

この名前を聞いて、とやどこ管理人も含めて多くの方は頭の中に多くの????マークが出たと思いますが、フランス語で「美しい山と海」という意味で、かなりベタなネーミングではあります。

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 (C) KNB

運行区間は、土曜日が新高岡から氷見までの氷見線ルート、日曜日が高岡から城端までの城端ルートとなっています。

特に注目すべきなのが、土曜日に新高岡から高岡駅をまたいで、城端線から氷見線まで直通運転する部分なんですね。
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 (富山新聞 9月22日付より)

氷見線と城端線って、もともとは「中越鉄道」っていう私鉄で、もともとは一体的に運行されていた(らしい)んですが、大正の時代に入って国鉄になってから氷見線と城端線になったそうなので、今回直通運転が実現するとなると、90年ぶりの快挙!みたいな感じになるわけです。
鉄分が濃い人にも注目の、そんなベル・モンターニュ・エ・メール、


舌噛みそうなこの名称、ちゃーんと愛称も用意されていてその名も「べるもんた」。「ニュエメール」の部分が省略されてまっせ!?というつっこみはさておいて、そのうち「べるもん」と略されそうな愛着がわくその名前に、一足先に運行されている能登線の、
花嫁のれん
「花嫁のれん」よりは堅苦しくなくていいなと思ってしまい、どうしても金沢と比較してしまう悲しき富山ケンミンの性が悲しい・・・・・・、と冗談は置いておいて、

「花嫁のれん」はれっきとした特急列車ですが、「べるもんた」は快速列車、指定席料金520円を払うだけで乗れてしまいます。

しかし、この520円という価格が、なかなか曲者で、先月の一番列車の発売日にはわずか3分で完売。
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 (富山新聞 9月11日付より)

とやどこ管理人も、インターネットから土日の全列車に期日前の予約をかけましたが、土曜日の氷見線運行分は全外し・・・・・・、唯一買えたのが、
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城端を14:14に出発する「べるもんた」54号のみという結果に。

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 もちろん、窓側ではなく通路側です。

10月11日当日、富山県南砺(なんと)地域はは生憎の天気になりましたが、城端駅に前のりして、高岡駅からやってくる「べるもんた」53号を待ち構え、撮影に臨みました。
やってきたのは、JR城端線の終着駅、城端駅。
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テンション高いポスターが貼ってあります。


テンション高いのは、JRのみなさんも同じ。この日は、城端駅は言うに及ばず、新高岡駅、さらには金沢支社からの援軍も多数、城端駅のホームにいらしていました。

地元、観光協会の方はべるもんたの特製バッジを配りまくり、「べるもんたに手を振って!!」とアピール。


援軍部隊も、高岡からやってくるべるもんたを歓待すべくプラカード選びに余念がありません。


そうこうしているうちに、「列車がきます」案内が。撮り鉄さんもファインダーを覗きます。


1番線ホームも臨戦態勢に入ります。

そうして、やってきたべるもんた。

撮り鉄さんたちのシャッター音も響きまくります。

満席の車両からは多くのお客さんが、、と思いきや、あまり降りてきません。

みなさん、下車するの名残惜しいかのように、車内見学をされていました。

もちろん、記念プレートを使った撮影会もありです。ちなみに、こちらのお二方、べるもんた内にすごいものを持ち込んできました。

ホームでは一人一人お出迎え。

10分ほどして、やっと車内に乗れることに。紅色の衣装を着た方は、飲食スタッフの方。寿司の予約が入っているお客様の座席を手短にセッティングして行きます。

車両前方にある寿司コーナー。短い折り返し時間で、職人さんが奮闘中。作り置きじゃなくて、発車前に握っています。この贅沢さ。

寿司コーナーの横は、売店です。

ボックス席には、テーブルが設置されています。

テーブルを広げるとこんな感じになります。記念バッチと指定券並べて見ました。

こちらは、超激戦区である、パノラマのカウンター席。ただし、城端線は揺れるので、座った方いわく、かなり乗り物酔いするとのこと。

車内には、沿線の伝統工芸品である井波らんまの装飾もあります。

洗面台も少しだけおしゃれ。

シールを貼っただけですが、扇風機もべるもんた仕様。

そして、今回、車内の人気を独占したのが、まさかの、べるもんたonべるもんた!パッケージまで、べるもんた色。持ち込んだのは、先ほどの記念プレート撮影の方。みなさんに、「どこに売ってるんですか?」の質問攻めに。もちろん、自作とのこと。しかし、べるもんたは走り始めて2日目なのに、こんなの作るなんて大人の鉄ヲタさんはすごい!

 外からも人気の、もう一つのべるもんた。

 べるもんた内を走るべるもんた。まずは、井波らんまの上に停車。

次は寿司のネタケースの上に停車。そのたびに、カメラを持った人が殺到。発車前から、車内は大盛り上がり。

発車直前に、飲食スタッフがオーダーを取り始めて、旅情は一気に高まります。

そして、発車! みなさんに、手を振って見送られていきます。

 援軍部隊もお見送りです。

もう一つのべるもんたも見送られていきます。

発車直後、握りたての富山鮨が早速振る舞われます。

日本酒のセットは、その場で瓶から注がれます。(許可を頂いて、撮影しています。)

こちらが、日本酒セットのおつまみと、富山鮨。とやどこ管理人は、日本酒が苦手なので、ワインセットもあればいいのにと思う今日この頃。これ、絶対に辛口の白ワインにも合いますよ、金沢支社さん。
ついでに、ブーブークリコセットとか出して、女子旅を取り込んじゃうのもありなんじゃ!?

車内では、砺波市観光協会の方が記念カードと、乗車証明書を配布。嬉しい演出。

こちらは、車内検札ではなく、指定券に記念印のサービス。

指定券と、乗車証明に記念印を押してもらい、こんな感じに。

こちらは、記念品として配られたべるもんたファイル。

途中停車駅でも、乗客を喜ばす演出が。こちらは、福光駅。右側の版画は、この地に縁がある棟方志功作。

福野駅では怖いのがお出迎え。

 戸出駅では、萌えキャラが。

圧巻は、砺波駅。チューリップ君の出迎えに加え、

 プリンセス チューリップ2015の金田優香さんキターーーーーーー!!

 そして、まさかのサプライズ、チューリップonべるもんた!

 車内はお祭り騒ぎに。いくつものレンズが金田優香さんに向けられます。

プリンセス チューリップに負けじと、こちらのべるもんたも散居村を疾走。

二台のべるもんたが北陸新幹線をアンダークロス。

新高岡駅を過ぎると、終点高岡駅はすぐ。

高岡駅には定刻着。べるもんた同士で記念撮影。

と、もう一つのべるもんたを撮影しまくっていたとやどこ管理人が余程珍しく見えたのか、べるもんたの「オーナー」様から、べるもんたオリジナルカレンダーをもらってしまいました。なんで、今日が城端線初日なのに、城端線を走るべるもんたがプリントされているんだ?と思ったら、試運転の時撮影しとのこと。 とにかく、大人の鉄の本気度はすごい!!

と、乗客のみなさんは、高岡駅に着いたら、記念撮影等、思い思いの時間を過ごされていますが、

こちらの寿司コーナーでは、時間との戦いが、、搬出は当然ですが、

なんと、調理台は組立式で、その撤収に追われていらっしゃいました。べるもんたを回送に出すのに制限時間があるみたいです。この間も、JRの駅員が「あと、何分で出さなきゃ。」と言ってました。

まさかの、流し台まで取り外し式です。

すべてのセッションを終えたべるもんたは、車両基地へと旅立って行きました。

今回、初めて乗ったべるもんた、感じたことは、ジョイフルトレインは、見ると乗るとでは大違いということです。

当初、悪天候もあり、車齢を明らかに超えたキハに揺られて城端駅に向かう時の気分は憂鬱そのもの。富山湾の美しい景色が見れる氷見線ならともかく、田園風景が中心の城端線のジョイフルトレインて正直失敗だろうなとまで思っていたのですが、いざべるもんたに乗り込むとそんな考えは一瞬に吹き飛びました。

ベタな表現ですが、とにかくワクワクするする楽しさが次から次へとやってくるんです。車内にも、一種の一体感が漂っています。こればかりは、実際に乗ってみないとわかりません。同じような感覚を、トワイライトエクスプレスのラウンジカーでも感じたと、同じ車内にいらしたある乗客の方はおっしゃっていました。

正直、帰りの50分は余りにも短く、もう終わりなの?という感覚になりました。そして、もう一度乗りたいという気持ちにもなりました。トワイライトの乗客の多くがリピーターになるというのも頷けます。 

ワクワクしていたのは、我々乗客だけではありません。沿線の南砺地域の方々も、このべるもんたが通る度に「おっ、来たな!」という感じで、盛り上がっているように感じました。良い感じで、ワクワクが連鎖反応している感じです。

乗客だけでなく、沿線の方々までも元気にしてしまう、ジョイフルトレイン、さらには鉄道の威力ってすごいって感じた週末でした。

産声をあげたばかりの、県内JR初のジョイフルトレイン、べるもんた、狙い目は、日曜の城端発便です。金沢から城端に向かうバスを利用して周遊観光するのも手ですが、単純に高岡ー城端を往復するのも十二分に楽しいです。

知名度が上がる前の、今が狙い目です。