北陸新幹線の開業10日前、富山県は動画サイトに一本の富山県紹介ムービーを投稿しました。タイトルは「待ってたよ 北陸新幹線」。
内容は、県内の各地を走る北陸新幹線を県内の方が手を振って歓迎するというもので、富山県下のすべての市町村ごとに各地域のエキストラを動員して撮影するという大掛かりなものでした。これを見るだけで県内の各地の様子がすぐにわかるような構成となっています。

もちろん、中には同じ富山県内でも北陸新幹線が通過していない地域もあるのですが、そんな地域の方々も「自分の心の中」の北陸新幹線に手を振っているという演出になっています。(万葉線のドラえもん電車に乗っている乗客のみなさんが「北陸新幹線」に手を振っているシーンもあります。)

冒頭の石井知事へのインタビューシーンに「余計だなぁ~」と思ってしまうのは触れないことにして、このムービーのバックに流れている曲がかなりcoolです。このクリスタルボイス、当初聞いた時は、どこかのプロのシンガーが歌っているのかと思っていましたが、ボーカルはなんと富山県のアマチュアバンドで歌っている方でした。お名前を、村井香織さんと言って、普段は地元のテレビ局でスタッフとして働いている方だそうです。




さらなる驚きは、この曲の作詞、作曲、レコーディングにいたるまですべて富山県の方が富山県内で行ったそうなんです。

もちろん、現在はレコーディングの機材が進化して、極論するとマック1台あれば曲が作れてしまうんですけど、まさか、これだけのクオリティーの曲が「完パケ」で富山県内で出来上がってしまうなんて、隔世の感がありますね。

実際に、この曲への反響は大きく、ムービー制作元の富山県には問い合わせが殺到。

ついに、北陸新幹線開業後から3ヶ月後の6月22日、CD化されて発売されることとなりました。

http://kaori-murai-web.jimdo.com

発売は、県内のレコード店、書店限定ですが、富山の新しいお土産としてもいいのでは。

CD化に向けて、海外市場も視野に入れボーカルの英語の発音をブラッシュアップ、再レコーディングされたそうです。

北陸新幹線により、富山は全国にいろいろなものを発信することになりましたが、ついには村井香織さんという新しい才能をも全国に発信することになりました。

CD発売前にitune等で先行配信されているものをとやどこ管理人も聞いてみたのですが、これドライブで聞くとめちゃくちゃはまります。夕暮れの時の魚津の海沿いを車で走りながら聞いた時には、感動しました。

さらには、以前のエントリーで行った沖縄では、YouTubeでダウンロードしたものをレンタカーのカーステレオにbluetoothで飛ばして北谷町の海沿いを走っていたんですが、富山産の曲になのに「沖縄の風」に自分がなったような感覚に陥りました。

とにかく、この夏のドライブ欠かせないことになる、村井香織のI became the wind.、発売は本日22日です。