最近、首都圏の駅構内でこんなポスターをよく見かけるそうです。


よーく見ると、北陸新幹線で富山、金沢まで来た後の飛騨地方を超絶にアピール。もちろん、お帰りはJR東日本なので、松本からの中央線を地味に推奨。飛騨高山までの移動にJR東海が運行する特急「ひだ」には全く触れらてないのは、ご愛嬌です。


そこで、今回、とやどこでは、実際に富山からの帰路ルートとして想定される、富山~高山~安房トンネル~松本の周遊ルートを実際に体験。観光客の様子をつぶさに観察してきました。


やってきたのは「JR」富山駅2番線ホーム。本来なら特急「ひだ」で高山まで移動すべきですが、ランチタイムに高山駅に到着するパターンが存在しないため、あえて各駅停車で。10:32発の猪谷行きに乗り込みます。


富山駅を出た高山線は北陸新幹線と並走。この透明なシェードはホームではなく、隣接するマンションのための防音壁です。


北陸新幹線の高架って本当に高いですね。


列車は、のどかな富山平野の水田地帯を走ります。


風の盆でお馴染み、越中八尾駅には20分ちょいで到着。


美しい八尾の川べりの景色を過ぎると、列車は山中へと進んでいきます。



旧大沢野町あたりの、神通川上流にかかる国道41号のアーチ。上流なのに、川の水深がかなりあります。


山並みを縫うように、神通川と国道41号と高山線が並走。


そうこうしている、うちに最初の乗換駅、猪谷駅に到着。無人駅ですが、運転交代で特急「ひだ」も停車するため、富山県内では富山駅と並ぶれっきとした「全停駅」です。


全員が乗り継ぎ客でした。


こちらのJR東海のワンマンカーに乗り継ぎます。


駅ヨコには廃坑となった炭鉱員用の宿舎が。これも、れっきとした富山(ならびに飛騨の)文化遺産。


車内の様子。扇風機に懐かしさを感じます。


列車はさらに山奥へと進んで行きます。


富山県と岐阜県の県境にかかる国道41号の橋。左端の道路上の標識地点が県境部分です。


険しい景色が続いた後、


岐阜県に入って最初の停車駅杉原を過ぎてからは、人家も見えてきます。



途中、特急「ひだ」と交換。驚愕したのは、車内の3割程度は、外国からのお客様だったということ。後ほど触れますが、飛騨高山の外国人集客力は凄まじいものがあります。これらの飛騨高山に立ち寄った外国人客を、どのように富山県まで周遊してもらうかが、富山が国際的な観光地になれるかどうかの鍵でしょう。


列車が進むにつれ、川の表情もおだやかになってきます。


飛騨細江駅あたりからは、盆地に広がる美しい水田が広がります。


最初の目的地、高山まであと少し。


富山から2時間、高山に到着。


しかし、高山駅は工事中。


駅の改札も、列車が来るとき以外は、無人君です。


まずは、お約束の高山観光。古い街並みを楽しみます。


人力車もやってきます。


こちらは、産婦人科。


飛騨春慶のお店もあります。


そして、あちらこちらに見えるのが外国からの観光客。


あぶないですよ(笑)


高山は川の町でもあります。橋からの景色も美しい。


川には鯉もいます。


空にも鯉がいます。


もちろん、ここにも la mujer bonita en un puente!


町にあるお店も風情があります。


こちらは薬局。


蔵の中の喫茶店。



レンガ倉庫のカフェ。

ファミマだってどこかオシャレ。


お昼時なので、お店をさがします。まずは、高山と言ったら、飛騨牛。


高山ラーメンも有名。


こちらは、地元で有名な焼きそば屋さん。

しかし、今回はこのお店にします。センター4ハンバーガー。

センター4ハンバーガー

実は、ここ、外国から訪れる観光客の中で、2番目に有名な日本のレストランなのです。
http://matome.naver.jp/odai/2142018490942245701


お店に到着。どう見てもハンバーガー屋に見えません。


お店の軒下に小さくハンバーガーズの文字が


ここで、まさかのclosedの文字が!!
しかし、とやどこ管理人は朝の10時前に富山からの席の予約を入れておいたので心配御無用。このお店は予約必須なのです。


手前が雑貨屋になっており、店舗はその奥になります。


店内撮影は料理以外はご遠慮くださいとのことだったので、ビールを飲みながら日本一のハンバーガーの登場を待ちます。この間にもお店にはひっきりなしに「今、座れますか」電話が。13:00時点で満卓です。


そして、ついに日本一のハンバーガー着!オプションでピクルスを付けました。


カメラ寄りま~す! そしていただきます!


美味い!美味い!美味い!とにかく美味い! そりゃ、外国人の口コミになるのもわかります。そして、分量も多いです。

日本一のハンバーでお腹が満たされた後は、高山から松本に移動です。この日の高山市は30度、暑かった。


(つづく)