富山にとっては深夜の23:40、やって来たのはあいの風とやま鉄道に乗ってくればすぐに辿り着けるのに、あのE7系に乗っているとなかなかたどり着くのが困難な摩訶不思議な場所、富山駅北口。

通り抜けて来た未だに工事中のあいの風とやま鉄道の連絡橋にある案内板も、すべての列車は翌朝のものが表示しています。

ポートラムだって終電後の、こんな時間に富山駅北口にやって来た目的は、ひとつ。前回、散々だった深夜バスで、またもや富山から東京まで移動しようと思ったからです。

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しかし、今回は期待が持てます。何と言っても、高速バス業界では定評のあるウィラーエクスプレスのバスに乗る訳ですから。

今回の乗車は、23:55発のL5433便、ネット予約での価格が平日ということもあり3000円!在来線JRが富山から消えた今、青春18きっぷよりも安く東京に移動できる手段となっています。ちなみに、北陸新幹線だと糸魚川駅までしか行けない金額です。

深夜バスの評判は外国人観光客にも広まっているのか、こちらの3人組は前回乗ったオリオンバスへと向かわれました。

発車時刻の10分前に、バスが到着。金沢、高岡と寄ってきています。

こちらが車内の様子。カノピーと呼ばれるフードが特徴です。確かに、このカノピーで車内でリラックス出来ることが出来ました。足下の青い案内灯も細かい気配りです。

座席はもちろんコンセント完備。さらに、フットレストだけでなく、脛部分を支えるレッグレストも付いていました。このレッグレストが大きなポイントで、これがあるだけで移動中の過労感が全く違っていました。

この後、バスは乗客15人(!)を乗せて、定刻どおりに富山駅を出発。

1:30になって最初の休憩地、名立谷浜サービスエリアに到着。しかし、車内の居心地がいいためか、車外に休憩に出る人の数はまばらでした。

3:20今度は、長野県の東部湯の丸サービスエリアで休憩です。高速バスが休憩するサービスエリアによく見られる、同じようなバスが何台も駐車場に連なる光景はここにはありません。先程の名立谷浜サービスエリアでもそうですが、ウィラーは敢えてそういう場所を休憩地点として選んでいるのでしょうか。

ここでは25分ほどの休憩時間があり、運転手のお二方は、こちらのレストランで食事をとられてました。

暗い場所でも安全なように、ステップにも案内灯が。こういう部分にも、ウィラーのセンスを感じます。


夜がすっかり明けた5:40、最後の休憩地はおなじみの埼玉県の三芳町サービスエリア。

24時間営業のコンビニが併設されているので、平日のこの時間でもかなりの人で賑わっていました。この後、バスは新宿へ向かいます。

6:50 目的地の新宿にやって来ました。場所は、新宿住友ビル前の駐車場です。

各地からのウィラーのバスが続々とやって来ます。

現地スタッフが乗客に危険がないように誘導。

ウィラーでのバス旅は、想像以上に快適でした。もちろん、深夜バスで熟睡することは不可能ですが、他のバスと比較して過労度が全く異なります。本当に、素晴らしかったウィラートラベルの旅、落とし穴はバスを降りた直後にやってきます。

都庁にほど近いここ新宿住友ビルは、新宿駅に隣接している訳でなく、新宿駅までは徒歩10分以上かかる場所にあることが発覚。
前回のバスの下車地だったコクーンビルに辿り着くのにも7,8分を要しました。その間、多くの人が重い荷物を持ちながら朝の新宿副都心を新宿駅に向かって移動する訳です。

安くて快適なバス旅にも、このような理由がある訳ですが、深夜バスのメインユーザーである学生さんにとっては何て事もない移動距離なので、やはり深夜バスは若者の乗り物なのでしょうか。

まだまだ、若いとお思い富山県在住のとやどこ読者のみなさん、ウィラーエクスプレスに乗って早朝の新宿副都心を体験してみてはいかがでしょうか。