今年、交通旅行業界で話題を独占するはずだった北陸新幹線。しかし、3.14から遅れること3週間、その話題を一気に持ち去る刺客が登場します。

それこそが、成田空港LCCターミナル、話題のLCCとの相乗効果もあって開業日の4.8はその話題で持ちきりでした。(写真はDIME5月号小学館より)

雑誌まで巻頭特集を組んでました。(写真はDIME5月号小学館より)

北海道新幹線開業までの一年間、北陸新幹線の名を全国に轟かせようとしていた時に、とんでもない強力な刺客が登場してしまいました。

そこで、とやどこでは敵情視察も兼ねて実際に成田空港LCCターミナルに実際に行ってみました。

LCCターミナルへは、東京駅からこの「アクセス成田」に乗って行きます。料金はたったの1000円。LCCの料金を加算しても、かがやきの富山へのネット予約での料金よりも安く沖縄や北海道に行けてしまいます。

バスは迷路のような首都高を抜けて成田空港を目指します。所要時間は1時間。しかし、これが高速道路なら、富山のスーパー農道は超高速道路になってしまいます。

途中、あの有名なナントカツリーを横目に。

出発から50分後、今年4月に廃止されたばかりの検問所(身分証明書を乗客全員が提示させられていました!)の前にTerminal3の文字が。すわ到着かと思いましたが、バスは建物の前をそのまま通過、

いわゆる普通の飛行機会社が発着する、第1,2ターミナルから順次停車していきます。写真は、歌にも出てくる北ウィング。

出発から10分後LCCターミナル前のバスロータリーに到着。鉄骨剥き出しの屋根の造りがLCC感を醸し出しています。しかし、開業後も工事用の金網がそのまま置かれている下記の某駅前よりはよほどセンスがあります。成田空港は今や民間会社が運営しています。限られた時間と予算で最良の結果を出すセンスは地方自治体よりも東京の民間会社に軍配が上がりますね。

この鉄骨の手すりがついた階段を登り横断橋を渡って建物に向かいます。

階段を登りきると、そこには陸上のトラックのようなものが。実はこれ、案内板設置費用を抑えるための苦肉の策。成田のLCCターミナルでは、方向案内を出来るだけこの床面の案内表記で行うよう工夫がされています。

途中、第2ターミナルからの通路が合流。

こちらはおなじみの、日本製炊飯器をお買い上げの中国からの方。

こちらがTerminal 3の入り口。センスがcoolですね。

入り口前の警備は厳重です。

鉄骨剥き出しの天井には一枚も案内板がありません。床のトラック上の案内もイラストのみです。

トラック横にはATM2台と両替所がデーンと構えており、否が応でも目に入ります。
ショッピングモールの奥に小さくATMと表示されている、新幹線が延伸した某駅よりもよほど分かりやすいです。


お店で一番最初に目に入るのはローソン。

大型書店も完備、機内用に雑誌も購入可能です。

まるごと鞄屋さんもあります。

中には、こんなお店も。ここまで来ると、空港じゃなくてショッピングモールです。

こちらはフードコート。フレームには全体の半分程度しか収まりませんでした。それほどひろい。

お手頃なうどんから、多少高めの寿司まであります。

館内には多くのソファー型の椅子を設置。仮眠を取れるように配慮してあります。壁一面を使った、案内表記もとてもわかりやすい配慮です。

こんなものまであります。

こちらは手荷物検査場です。

手荷物検査を抜けると、工場の廊下のような通路を移動します。

途中、宇宙船に乗り込むようなイメージのエスカレーターに遭遇、壁のデザインがcoolです。

最後に宇宙船のようなドアを開くと、そこには、明るい搭乗口ロビーが広がっていました。

本当に広いロビーです。ソファー型のベンチも本当に多く設置されています。

今回、成田LCCターミナルを利用して感じた事は、すべての面において快適だったということです。ATMはすぐに見つかり、行き先に迷うこともなく、疲れたらあちらこちらにあるソファーに座ればいい。さらに、書店をふくめた専門店がいくつもあり、出発前にまるでショッピングモールいるかのような買い物を楽しむことも出来ます。成田空港を運営する会社では、このショッピングモールの部分はかなり意識していて、空港というより商業施設としての機能を充実させること目指しています。いずれも、北陸新幹線の富山駅でストレスに感じていた部分を、このターミナルで感じることはありません。

さらに、極め付けは、ここからLCCに乗ってしまえば、ここまでの交通費を合算しても、東京駅から北陸新幹線で富山へ向かう金額とほぼ同一のコストで北海道や沖縄という観光地のキラーコンテンツにアクセス出来てしまうということです。

そういう意味では、本当に成田LCCターミナルというのは、北陸新幹線と富山を脅かす最大の刺客であるとも言えます。

所要時間では圧倒的に有利ですが、コスト面で北海道、沖縄に並ばれてしまった、北陸新幹線と富山、次回のエントリーでは実際に沖縄までLCCで出向き、E7系vsエアバス、富山vs沖縄を徹底的に比較したいと思います。

関連エントリー
北陸新幹線 富山駅の注意ポイント。