写真は最早、富山駅の日常の光景となった新幹線の自動券売機前の行列です。平日なのにこの有様。みなさん15分後くらいに発車する新幹線のチケットを買えるかどうかでヤキモキです。

券売機横にはこのような表示もありますが、

なんと、券売機の案内板が遮って、まったく役に立ってません。

しかし、みどりの窓口もこの状態。

横の自動券売機もこの状態。繰り返しますが、これ平日の模様なんです。

予約受取専用機も工事中NOW。

北陸新幹線は好評で鉄道王国富山の名も有名になってきたのに、肝心の新幹線の切符販売で苦戦している、トホホな富山駅。

新幹線の乗車券は余裕を持って。

こちらは、富山駅のコンコース俯瞰図。フロアシャンデリアが綺麗ですが、ある肝心なものが一つも設置されていません。それは、

ゴミ箱。富山駅の改札外にはゴミ箱が全く設置されていません。

よって、改札外の売店で購入したジュースの空き缶は持ち帰るしかありません。構内にある観光案内所に聞いても、「駅の外に捨てて下さい」という、つれない返答。

お隣の電鉄富山駅の待合室内にある自販機横のゴミ箱が一番近いですが、当然ながら持ち込みゴミとなり、マナー違反です。富山駅で空き缶を捨てられないのは地味に不便です。

それでも不便な新幹線からの北口への移動。あいの風とやま鉄道の高架化により、新幹線の乗客は連絡票による連絡改札からの北口への移動が可能になりました。

しかし、この連絡改札、ホームから階段を降りた所の「踊り場」横にあるため、乗客の動線は自ずと眼下に広がる中央改札に向かい、気づいたら中央改札を出た後だったという方がほとんどなのです。

さらに、ホームからエスカレーターで降りた場合はこの「踊り場」は通らず、そのまま中央改札口横に出てくるため、特にグラスクラスやグリーンの乗客は、この場所を知る由もありません。

結局、みなさん駅をでてからぐるりと左に回って、こちらのとやマルシェ横の地下道に移動されています。

最後に、金沢駅や糸魚川駅で買えて北陸新幹線の富山県内の全ての新幹線の駅構内で買えないものがあります。

それは、新聞と雑誌です。
こちらは富山駅の新幹線改札横の売店ですが、ここには、お弁当やお土産は売っていても、雑誌や新聞は置いてありません。これは特に年配の方には大不評で、地元のテレビ局でもとりあげられました。

あいの風とやま鉄道を含めて富山駅構内からはキオスクやNEWDAYSの類いの店は姿を消してしまったのです。

新聞や雑誌が欲しい時は、路面電車乗り場を超えた場所にあるセブンイレブンまで行く必要があります。

GWに突入した4月27日の日曜日、富山駅にいらした観光客と思しき男性が「この駅、ホンマ使えんわー。」と関西弁でボヤいておられました。

いい意味でGWの注目を浴びる北陸新幹線、その県都の停車駅にもしっかりしてもらいたいものです。

(後日談)
肝心なものを忘れていました、富山駅構内ではありませんが通常の新幹線停車駅前にあって、富山駅前にないもの、それは、交番です。

こればかりは、JRの問題ではなく富山市や富山県警の問題も出てくるので一概には言えませんが。

北陸新幹線富山駅前の交番設置については、富山市と富山県警の話がまとまらず、富山駅前交番はとっくに閉鎖された旧富山駅舎横に、仮説交番として設置されています。
  (C)KNB
新幹線駅開業後の人々の動線を考えれば、この交番はほとんど機能していなかったことになります。


 

富山県警では、「仮設」に加え「臨時」交番を警察車両を用いて設置することになりましたが、とうてい県庁所在地にある新幹線停車駅の体をなしているとは思えません。



  (C)KNB

4月29日から設置された、この県庁所在地駅前の「臨時」交番、フロアシャンデリアの前に対策すべきことだったのではないでしょうか。
(写真1枚目と3枚目は北日本放送News Every 4月29日放送分より)


(後日談追加)

GW中、富山駅利用者を悩ませたのが着席スペースの少なさです。ロビー上のバルコニーのテーブルも利用者の争奪戦が起きていました。
1Fロビーは美観と動線確保のためにこれ以上のベンチの設置は無理ということなら、せめてバルコニー上のテーブルを増やすべきです。






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