もう富山ではお馴染の風景となった市電こと路面電車の駅シタ乗り入れ。

いつもは、外から見ているばかりでしたが、今回は実際に市電乗ってみてこちらの駅シタに入る時は、どのような様子なのか実際に体験してみました。

やってきたのは新しく「電鉄富山駅エスタ前」となった旧「富山駅前」駅。ここから、市電の「走る高度経済成長期」、地鉄7000形乗り込みます。

まずは内部チェック。こちら運転席。ブレーキとマスコンとメーター一つというシンプルな構成。

この降車ボタンがまたいい味出してます。

雑音まみれのアナウンスが今にも聞こえてきそうな天井スピーカー。

しかし、運賃箱はICカード対応。ちてつ発行の「えこまいか」かライトレール発行の「パスカ」で20円引きの180円で乗車可能。
個人的にはデザインがいいので「パスカ」がオススメ。

そしてこちらも、ローテクの中にあるハイテク、情報モニター。

電車は富山駅のE7系を見ながら駅シタを目指します。時速260kmと時速26Kmが横に並んだ瞬間です。

ポイントを右折して市電は駅シタ手前で一時停止。いつもの風景ですが2つのホームのうち一つが空くのを待ちます。

ホームが空き、電車は駅シタへ。駅に到着すると運転手が交代し、方向を変えて出発します。

一駅で下車するのももったいないので、そのまま富山大学方面へ向かいます。写真は市電から眺めた富山駅前です。市電の新型車両サントラムが見えます。

先ほど乗車した「電鉄富山エスタ前」を横目にポイントを直進。

途中、丸の内の交差点で環状線セントラムと別れていきます。セントラムは東へ、市電は西の神通川方向へ。

神通川を道路との併用橋で渡ります。この区間はもともとも単線区間でしたが、市電の輸送力増強ため橋そのものを架け替え3年前に複線化。鉄道王国富山の本気度を見せつけてくれます。

市電の橋上から眺めた神通川です。向こうに見えるコンクリートの橋が北陸新幹線の橋です。

橋を渡って最初の駅が「富山トヨペット本社前」駅。昨今流行りのネーミングライツ駅です。改称は北陸新幹線開業日と同じく3・14。
以前は「新富山駅」という名称でした。

次が終点の大学前駅。

市電の中では唯一の一面一線駅です。

帰りはこちらの最新車輌で折り返したが、7000形と同じ路線を走っているとは思えないくらいスームーズな乗り心地。

7000形とは異なり、ハイテクな運転席。

後方から丸の内方向を眺めます。ここらへんの軌道は昔懐かし石畳方式。最新のLRTが懐かしい軌道上を走ります、
途中8000形電車とすれ違います。セントラム開通前まではこちらが最新車両でした。

富山駅の手前ではいつもの例のごとくホームの「空き待ち」が。そして出てきたのは最新のセントラム。

後方から見た富山駅手前のポイント。この複雑なポイントを直進して、市電は駅シタへと入って行きます。

今回、市電に乗車して感じたことは、駅シタ乗り入れによって、富山駅を境に繁華街の西町方面の系統と大学前方面への系統が事実上分断してしまったということです。

以前なら旧富山駅前駅から次の新富町までは2分もかからないくらいだったのに、富山駅シタ乗り入れで、ホーム空き待ちや運転士交代により今までより6〜7分所用時間が増加してしまいました。

実際に駅シタ乗り入りを開始して最初の平日となった3月16日、駅シタ乗り入れを知らなかった電鉄富山駅から電鉄富山駅エスタ前で乗り換えた大学前に向かう市電の乗客から、「どうして、わざわざ徒歩で移動した富山駅に市電で戻って来なきゃいけないんだ。」という苦情が殺到。ちてつは急遽、朝夕に限り、駅シタを経由しない市電を設定しました。

全国的にも話題となった、路面電車の新幹線駅乗り入れ、運営的にはまだまだ試運転状態です。