お盆の中日、やってきたのは、以前のエントリーでも紹介した、あいの風の秘境駅である越中宮崎駅がもよりである、越中宮崎海岸。

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目的は一つ、現在、この浜唯一となった海の家で、この地の名物たら汁を食すため。
が、しかし、生憎の満席。

気を取り直して、駅前の食堂でたら汁を食すことに。


お約束の鍋に入って出てきたたら汁。 真夏にたら汁?と思われるかもしてませんが、これが想像以上に美味で、関西風の薄味の白味噌ベースの出汁が汗をかいた身体に染み渡ります。ビールとの相性も最高。事実、この日も、たら汁が飛ぶように売れていました。さらに、真夏の海辺で飲むビールは想像以上に美味で、2本目の大瓶を開けた時、外の賑やかしさに気づきます。



地元テレビ局のカメラクルーがさっきから、ずっと食堂前の出店で取材中。

「ん? おたくのテレビ局でやっていた海で子供とお宝探しとかいう企画、先週で終わったじゃんね?」とか思っていると、この取材「お宝探し」ではなく、なんと、この出店のスタッフへの取材。

実はこの出店、運営しているのは地元朝日町の方ではなく、東京にある昭和女子大の学生さんとのこと。この昭和女子大、最近、人気急上昇中の女子大で、前学長は富山県立山町出身の坂東眞理子氏。

しかし、前学長が県人とは言え、その学校の学生さんが越中宮崎海岸で出店をやってるって結びつきません、、

不思議に思いながら、このお店のオーナーと思しき男性に全くの別の話、
詳しく言うと、店内に掲げられた「越中宮崎駅の開業日の写真」について聞いていると、

「昔は、海の家が7,8軒あったんだよ。」

「夏になると、町内には海水浴客の無断駐車があっちこっちに発生して大揉め。」

「でも、そんな賑わいも、北陸自動車道の開通により一変。本当に寂しくなった。」

「そんな中、今年の2月、県の招待プログラムで昭和女子大の二年生の一員が、富山県の最後の訪問地として、この朝日町を訪問。この地に、昭和女子大の皆さんが「触れ合い」を感じ、「第二のふるさと」を感じた。」とのこと。

と、ここまでは、よくある話ですが、

なんと、この昭和女子大の学生のみなさん、朝日町を気に入ったあまり、この後、

宮崎海岸の活性化プロジェクトを町民にプレゼン!

という、暴挙?(快挙?)に出られたそうです。

わー、イマドキの女子、本気にさせるとこわぁーとか思いましたが、

この昭和女子大のプロポーサルが、先述の食堂の改装話と合致。
(あの食堂も、昨年で閉鎖されたものを話を聞いたオーナー氏が買い取ったとのこと。)
(こちらは、改装前の以前の風景、食堂前の建物も取り壊され、)

(現在の様子、かなり広々してます。)

Girls Dream Factory ×ヒスイ海岸として、この夏、期間限定の6日間の女子大生の海の家となった訳だそうです。

もちろん、メニューも、焼きトウモロコシや、イカ焼なんて、ベタなメニューは出ていません。

新鮮な野菜を使った「スムージー」や、クッキーアイスなど、完全なカフェめし。

リノベーションしたお店で、女子がプロデュースする、カフェめしを出すっていう、文字通り昭和女子大がある三軒茶屋テイストなお店が越中宮崎海岸に誕生した訳です。

こちら出店の全景。

お店には、来店記念の寄せがボードが。

こちらは、飛ぶように売れていたスムージーを店内で作る様子。新鮮な材料で一杯一杯を作っているのもすごいですが、手許にご注目。なんと、作る度に使い捨ての手袋を使用。海の家だからとは言え、いや、だからこそ衛生面は完璧。

さらに、ある場面では、作り方に不手際があったスムージーを提供しようとしていた下級生スタッフを、上級生スタッフが「商品なんだよ!」厳しく注意。 当然のように、学生の「レクリエーション」ではなく、真剣なビジネスの場として皆さんが取り組んでいらっしゃいました。

こちらが、緑のスムージー(すいません、正式な商品名、覚えてません、、)。緑色は、東京と富山のコラボということで、東京が生産量日本一である小松菜。(さらに、すいません、このスムージーの富山産の材料は聞きそびれました、、)

Apple風に言えば、cooked in Toyama,designed in Sangen-Jyaya と言った感じでしょうか。

そうこうしているうちに、店内にも取材カメラが。スタッフが作っているのは、昭和女子大生プロデュースのオリジナルカキ氷。

先述のオーナー氏によると、このカキ氷機も、きめ細かい氷結を作り出すための、特別な機械。お値段を聞いてビックリ、今時の高機能の電子レンジより全然高い!今回の海の家のために新たに導入。昭和女子大生もガチなら朝日町もガチです。

カキ氷のオーダー主は、こちらは、地元の男の子。昭和女子大のみなさんにもこの男の子は大人気。前日のお祭りで「知り合い」になったとのこと。男の子を膝に抱えているのも、お母さんではなく昭和女子大のスタッフ。そんな絵柄を待っていましたとばかりに撮影する地元のテレビ局クルー。

歓談時、「子供ってなんでこんなに可愛いだろう。」という声も。しまいには、カメラマンにお子様はいらっしゃるんですか?と「逆取材」する場面も。完全に朝日町に溶け込んでいらした昭和女子大のみなさん。

このテレビ撮影、実はニュース用ではなく、ドキュメンタリー用として先月から撮影しているとのこと。オンエアーは9月2日とのことなので、おそらくは、金曜日19:00からのBBTスペシャルの枠だと思われます。

しかし、この朝日町の宮崎海岸、他の県内の観光地と違い、目に見える「アイコン」がない場所なんですよ。ホタルイカと違って、「たら汁」は光ってくれませんし。

そんな場所が、都心にある女子大生の心に「刺さっ」たのは、どうしてなのでしょうか?

もちろん、「そこに住む人の人柄」という部分はあるでしょうが、それでは抽象的です。

実は、今回、昭和女子大のみなさんが2月に朝日町で体験されたアクティビティーの一部は以下のプログラムからで、

これ、実は、小学生を対象とした「ふるさと体験プログラム」なんです。内容は田植えをしたり、魚を捌いたり、全く観光的要素はないもの。

それを、大学生が体験しちゃうってのもすごいですが、それが「刺さる」原因の一つだっとも思います。

通常の観光アクティビティーと違い、このプログラム、例えば魚を捌くプログラムの講師の方も、普段も日々の生活を朝日町で送る町民の方だったと思います。

そんな中で、朝日町の本当の日々の生活に触れ、さらにはそこに生きる方々の人柄が、三軒茶屋で学生生活を送る皆さんに刺さったのかもしれません。

ここで、一つのことが分かります。各地にある子供向けの「ふるさと体験プログラム」、実は、大人も体験したいのではないでしょうか?

今までの大人向けの「田舎ぐらしプログラム」は、どうしても、「就農」とか「住まい」とか、「面白みに」欠けるテーマのものが大半でした。

ここは一つ、子供向けの、例えば「水遊び」プログラム、大人向けにやってみては、どうでしょう?

(これを読んでいる、大手旅行代理店の皆様、「大人のふるさと体験プログラム」ツアーの企画の相談はとやどこ管理人まで!(冗談))

と、言いつつ、そんな「ふるさと体験プログラム」に、今、飛ぶ鳥落と勢いの女子大の学生を巻き込んだ、今回の「海の家」の陰の立役者である、先述のオーナー氏、名刺を頂くと、なんと地元朝日町の議員さん。それを指摘すると、富山ケンミンにありがちな謙虚さで「それは、ここで言わなくいいんだよ。」

でも、来年もやりますよね、加藤さん!!




元日経トレンディ編集長、北村森氏、一線を退かれた後もその観察眼は秀悦で現在も自らが「これだ!」と思われたガジェットをサンデー毎日に連載。

その観察眼は出身地である富山にも向けられ、レギュラーを持っていらした地元テレビ局の生放送では、その郷土愛ゆえ、鋭い観察眼でいいものは賞賛しまくりましたが、ユーザーのニーズを満たしていないトホホなものに対しては、容赦ない辛い一言。

事実、北陸新幹線開業後も整備が遅々として進まない富山駅前の光景に「えー、未だに(工事用)金網かよー。」とか、地元の文化イベントの告知に来た某大物俳優に「これ、芸能人の道楽じゃありませんか?」と、これすべて生放送のオンエアーに乗っかっちやってるのがすごい。

過激な発言のイメージが強い北村森氏ですが、郷土愛は人一倍強く、毎週(追加分の料金を)自腹で乗ってくる北陸新幹線のグランクラスのケータリングに富山の物がないと嘆いてみたり、さらには富山のご当地の各名店の店主からデリカの提供を受けてお店までプロヂュース、

そんな、北村森氏ですが、本日30日、いつものように出演予定であった地元局のお昼の番組に急遽出演せず。地元局の女子アナは「一身上の都合により」降板しました、と伝えただけ。

もしや、昨今の流れのごとく、来週発売のセンテンススプリング誌に何か掲載されてしまったのか!と思いましたが、いくら元日経トレンディ編集長でも、それはなさそうですし。

唯一、気になったのは、前回放送の同じ番組で、冒頭、とやどこどこも紹介した撰鮮とやまを番組で紹介する際にかなり感情が高ぶっていたという部分ですが、まさか地元の漁協関連の圧力で降板といのも考えずらいですし。

いずれ、真相は闇のままですが、全国区レベルの「芸能人」は多々いる富山でも、全国区レベルのコメンテーターはなかなかいなかった富山で、北村森氏の存在は貴重だったという事実は確かなので、根塚町にご勤務の皆さん、そこらへん明らかにするのはいかかがでしょう?



まったく梅雨を感じさせない夏日の連休明けの富山駅前。

旧暦で七夕を祝う富山の風習で、駅コンコースには七夕の飾り付けが。そんな中、この三連休に、ありそうでなかった漁港直送の海産物が楽しめる食堂「撰鮮とやま」が、駅前広場にオープン。早速行ってきました。

こちらが、その建物。市電の線路と平行に建っている感じです。お店の営業期間は期間限定の3年間なので、思ったより作りは簡素。

入り口から向かって左側奥が食堂エリア、それ以外は海産物の販売コーナーになっています。

まずは、販売コーナーをチェック。梁からぶら下がるのは、飾りではなく売り物の塩ブリ。

お値段は税抜き48,000円也!

お隣のうるめいわしは、一尾300円。

お次は、販売コーナーのメインイベント、ネタケースチェック!

朝獲れのイシモチのお刺身が398円!これ、地元価格です。かなりお手頃。
富山と全く関係がない養殖のブリが置いてあるのはご愛嬌。ここ数年、地元産ブリの不漁により、それでもブリを食べたい富山ケンミンの救世主、それが鹿児島産養殖ブリなんですよね。

ノドグロは1280円。なかなかのお値段ですが、北陸新幹線開業後のノドグロの価格高騰を考慮すれば良心的な価格。さら言うと、地元産ではない長崎県産を堂々と並べて販売している某有名市場と違い、こちとら純粋な岩瀬産です。

とやどこ管理人が驚いたのは、こちら、のどぐろ1尾1800円、これ破格です。調理料300円を払えばお刺身にもしてもらえます。

究極は、こちら、小ぶりののどぐろは900円。ここら辺の小ぶりのの魚って、もともとは漁港の地元の魚屋にしか並ばないものだったんですよねー。それが、新幹線の駅前にある魚屋に並ぶってすごい。

それと、ここに並んでいる魚の漁港、「氷見なら知ってるいるけど、岩瀬、四方、生地ってどこ?」と訝しげに感じる県外の方もいらっしゃるかもしれませんが、心配ご無用、いずれ富山ケンミンの胃袋を満たして来た名だたる漁港。氷見と違い観光地化されていない分だけ、地元に安くて美味い魚を提供し続けています。

と、ここまで、読んで、「地元ミンなら、もって帰れるけど、俺、今からかがやきで東京の自宅戻るんだよ!」思われた方、心配ご無用です、
店内に各種保冷バッグが売っているのに加え、2000円以上お買い上げの方には保冷バッグをプレゼント!っていう太っ腹。「どれでも」2000円以上なので、かまぼこ買って各種お刺身を買ったら丁度それくらいの値段になりますね。

もちろん、氷も取り放題。  ちなみに、氷と刺身を新聞紙でくるんで保冷パックに入れたら余裕で3時間は持ちます。さすが、古新聞紙はなかったようなので、ここは読み終えた北日本新聞を有効活用!?

もちろん、握ずしも置いてあります。

今度はお食事コーナー、入り口左手に大きなメニューボードがあります。

特に気になったのは、本日のとれとれずし、650円! 回転寿しより安いやん!これだ〜、意を決して、

券売機に行くも、生憎の売り切れ!やはり限定20食の壁は厚いですね。

店内の様子はこんな感じでした。

撰鮮とやまを訪れて感じたことは、「価格が怖いくらいに地元レベル」なんですよ。これ、観光客だけじゃなくて、地元ミンが普段使いのお店としても使えます。

事実、ここの店長らしき方が、テレビのインタビューで「観光客の方よりも、まず地元の方に利用されるように考えた。」とコメントなさっていました。

まさに、それがオール地元産ののどぐろをお手頃価格に提供している部分に現れています。さらには、県内の観光客相手のお土産屋には絶対に並ばないであろう鹿児島産ブリが堂々並んでいるのも、本当に地元ミンのホンネを象徴しています。(法外に高い天然物よりも、そこそこ美味い養殖物、つまりそれほどブリが好き。)

この、撰鮮とやま、往年の富山ケンミンがノスタルジーを抱く須田ビル市場のように、地元ミンで賑わうような感じがします。

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